発行日：1995年09月01日

出版社：フジテレビ出版

ページ数：317P

【あらすじ】

それぞれの結婚式二時間前、運命的な出会いをした航平と愛永。ただ一度の出会いであった筈なのに運命の歯車は、二人を壁一つ隔てただけの隣人として再会させる。互いの伴侶とのすれちがいから、次第に深く魅かれあう二人。二人は肉体関係を否定し、私書箱を利用したプラトニック・ラブを選んだのだった。だが、運命は四人を容赦無く翻弄する…『素晴らしきかな人生』『ラストソング』『この愛に生きて』等の作品で人間の持つ悲しみと苦悩、そして喜びを描いた野沢尚が満を持して送る自信作。

発行日：1995年10月01日

出版社：フジテレビ出版

ページ数：280P

【あらすじ】

嵐の夜、粧子は愛永、航平、遼太郎の力を借りて無事、男の子を出産する。新しい生命の誕生を喜ぶ四人。だが、運命は二組の夫婦を激しく翻弄する。生まれてきた子供の血液型はB型。航平と粧子の間に生まれるはずのない子だった。突きつけられた現実を一度は乗り越えようとする航平。しかし、その重みに耐えられなかったのは遼太郎だった。自分の息子を前にして粧子への愛を確認する遼太郎。そのふたりに航平は決定的な言葉を投げかける「俺がイヤなんだよ。他人の子供を育てるなんて」自らを悪者にして、生まれてきた子供の幸せを願う航平。だが、この出来事は航平と愛永のふたりにとっては、悲劇の序章に過ぎなかった…。生きることの悲しみと苦悩、そして喜びを描く野沢尚が満を持して送る完結編。

発行日：1996年08月31日

出版社：フジテレビ出版

ページ数：323P

【あらすじ】

嵐の夜、粧子は夫・航平、隣人の愛永、遼太郎夫婦の力を借りて無事、女の子を出産する。新しい生命の誕生を喜ぶ四人。だが、生まれてきた子供は航平の子ではなかった!この事実は、遼太郎に自分が娘の父親であり、粧子を愛していることを自覚させるのに十分だった。事実を知った航平は、生まれてきた子供の幸せを願い、自らを悪者にして粧子と遼太郎を結び付ける。だが、この出来事は航平と愛永にとっては、悲劇の序章に過ぎなかった…。生きることの悲しみと苦悩、そして喜びを描く野沢尚が満を持して送る完結編。

発行日：1996年09月01日

出版社：フジテレビ出版

ページ数：368P

【あらすじ】

「結婚したら、もう恋をしてはいけないの?」。結婚式直前、新婦からおなかの子供の父親が自分ではないかもしれない、と告げられた新郎・航平。そして、もう一組、夫となるべき男を愛しきれぬまま、式を迎えようとする新婦・愛永。結婚式前夜、運命の出会いから二人は恋に落ち、再会を約束する。その約束は、半年後、航平夫婦の隣に愛永たちが引っ越してくるという偶然で果たされた…。プラトニックな不倫関係を描き、鈴木保奈美・岸谷五朗主演で話題を呼んだフジテレビ系ドラマの原作小説、ついに文庫化。

発行日：2001年06月01日

出版社：幻冬舎

ページ数：370P

【あらすじ】

お腹の子供の父親はあなたではないかもと告げられた航平。夫となる男を愛しきれぬまま結婚式を挙げようとする愛永。二人の男女はそれぞれの結婚式の直前に運命的に出会う。ホテルの一室で交わした二秒のキス。二人は不確かな再会を誓って、それぞれの式にのぞんだ。それから半年後、愛永夫婦が航平たちの隣りに偶然、越してきた―。

発行日：2001年06月01日

出版社：幻冬舎

ページ数：317P

【あらすじ】

航平と愛永は、郵便局の私書箱を使って手紙のやりとりをはじめた。一方、航平の妻・粧子のお腹はどんどん大きくなり、嵐の夜、ついに女の子を出産する。だが生まれてきた子供は航平の子ではなかった。そしてその父親とは…。運命を引き受けた大人たちが、つまずきながらも、狂おしいほど人を想う。愛することの喜びと、苦しさを描く恋愛小説。