発行日：1999年05月31日

出版社：角川書店

ページ数：247P

【あらすじ】

拳銃は要らない―。同情は敵―。捜査に必要なのは、心の襞を辿る指先と人の哀しみを見極める眼だ。プロフェッショナルで、クールで、人間くさい警官たち!新宿の裏社会とアジアの地下銀行の取引の陰で、幸薄いひとりの女が命を落とした。表題作「刹那の街角」をはじめ、運命に翻弄され、いつしか犯罪に巻き込まれていく人々の哀感を刑事部屋の目を通して描く、出色の連作短篇集。著者初の警察小説集。

発行日：2004年09月01日

出版社：角川書店

ページ数：275P

【あらすじ】

「俺たちの仕事は、人を疑うことだ」―拳銃は要らない、同情は敵。捜査に必要なのは、心の襞を辿る指先と人の哀しみを見極める眼だ。タレ込み屋の奇妙な依頼が真相を暴く、幸薄いひとりの女の死。表題作「刹那の街角」をはじめ、運命に翻弄され、いつしか犯罪に巻き込まれていく人々の哀感を、刑事部屋の目を通して描く珠玉の連作七篇。警視庁捜査一課、中本係長率いる通称“中本軍団”の刑事たちが繰り広げる警察小説集。

発行日：2011年11月02日

出版社：徳間書店

ページ数：283P

【あらすじ】

中本警部補率いる警視庁捜査一課第三班は猛者ぞろい。事件解決に銃など不要。最大の武器は心の揺れを読み取る眼、そして哀しみに寄り添う寡黙な力強さだ。女を探し出し俺に惚れていたか確かめてくれ―。余命いくばくもない暴力団幹部との突飛な取引に奔走する「証拠」をはじめ、熱き群像を描く七篇を収録。ミステリアスな展開、意外な幕切れ。警察小説に新たな地平を拓いた連作短篇集。