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妻の終活
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■妻の終活
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発行日:2019年09月11日
出版社:祥伝社
ページ数:283P
【あらすじ】
私が死んだら、この人は生きていけるでしょうか。
余命一年を宣告された妻が、夫に遺す“最期のしごと"とは――。
結婚四十二年、仕事一筋の男と家を守ってきた女。
二人の間には積み上げられた「ズレ」があった。
残された時間をどう生きるべきか……。
別れを前にした夫婦の姿を描く傑作長編小説。
「お前、死ぬのか」「ええ、そのようです」
まもなく七十歳になる一之瀬廉太郎は定年まで勤めあげた製菓会社で嘱託として働いている。
家事や子育ては二歳下の妻杏子に任せきり、仕事一筋で生きてきた。
ある日、妻から病院の付き添いを頼まれるがにべもなく断ってしまう。
妻の頼みごとなど、四十二年の結婚生活で初めてに等しかったのに。
帰宅後、妻は末期がんで余命一年と宣告されたと告げる。
呆然とする廉太郎に長女は「お願い、もうお母さんを解放してあげて」と泣きながら訴えるのだった――。
夫はいつも気づくのが遅すぎる。妻は一人、準備を始めていた。
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