発行日：1990年11月30日

出版社：徳間書店

ページ数：214P

【あらすじ】

長野県諏訪署の刑事道原伝吉の夏休みは遅い。9月に入ってから、妻と娘と共に八ケ岳高原のホテルに出かけた。同宿の一人旅の女性の翳のある美しさに娘は憧れを抱いたらしい。ところが数日後、湿原の点在する鷲ケ峰で発見された扼殺死体が、その女性であった。ホテルの宿泊カードは偽名になっていたし、身許を確認できるものは何もつけていない。しかし事件は異様な展開をみせてきた。新聞をみた親友からの通報で判った身許は人妻で、しかも彼女の死亡推定時間と同じ日の未明に、夫は火事で焼死していた。

発行日：2001年05月01日

出版社：廣済堂出版

ページ数：295P

【あらすじ】

長野県諏訪署のベテラン刑事、道原伝吉刑事が、妻と共に遅い夏休みをすごした3日後、事件は起こった。道原一家が泊まった八ケ岳高原ホテルに同宿していた一人旅の美貌の女性が、下諏訪町の鷲ケ峰で絞殺死体となって発見されたのだ。さらに、同日の未明、東京の彼女の自宅が放火され、夫が焼死体で発見されていた。殺された夫婦の身辺調査と事件の裏を探るため、若い貞松刑事を連れて上京した道原だったが…。

発行日：2006年10月31日

出版社：ワンツーマガジン社

ページ数：243P

【あらすじ】

八ヶ岳高原で家族とともに遅い夏休みを過ごした道原刑事が、通常の勤務に戻った直後、下諏訪町の鷲ヶ峰で若い女性の絞殺死体が発見された。被害者はなんと八ヶ岳で道原らが泊まったホテルに同宿していた女性だった。さらに同じ日、被害者の東京の自宅が放火され、焼け跡から夫の死体が発見された。不可解な事件に捜査は難航をきわめたが、ある男が容疑者として浮かんできた。道原は真相を追って容疑者が登ったという谷川岳へ向かったが…。長野県警諏訪署のベテラン刑事・道原伝吉の執念が冷酷な殺人者を追い詰める。