発行日：1990年10月31日

出版社：新潮社

ページ数：212P

【あらすじ】

美貌の夫人の死には医師の死亡診断書も添えられ、異常な様子は見当らない。しかし、何かがおかしい。父親の跡をつぐ〈明子〉は恋人のインターン、京都府警狩矢警部の助けを得て、その裏に秘められた謎に挑戦する。不思議な現象、奇怪なトリック…。迫真の推理に冴える〈明子〉連作シリーズ第一回。他に「燃える棺」「黒衣の結婚式」等三篇収録。

発行日：1993年11月30日

出版社：新潮社

ページ数：187P

【あらすじ】

テレビにもしばしば登場する高名な大学教授から葬儀の依頼がきた。タチの悪い流感にかかっていた若く美しい夫人が急死したとのこと。信頼のおける医師の死亡診断書も埋葬許可証もそろっていた。でも、風邪ぐらいで死ぬのだろうか。もともとアレルギー体質だったというが…。死化粧を終えた頃、金のネックレスの下にうっすらと蒼ずんだ輪がうかんできた。葬儀社の女社長・石原明子がいだいたかすかな不審が、遺族の舞台裏を照らし出していく。

発行日：1994年12月31日

出版社：新潮社

ページ数：222P

【あらすじ】

交通事故で亡くなった父の跡を継ぎ、京都の葬儀社をきりもりする女社長石原明子。ある日、テレビ出演も多い著名な大学教授から葬儀の依頼を受けた。夫人が急死したという。完璧な死亡診断書も添えられていた。でも…。明子の抱いたかすかな不審が、やがて遺族の意外な舞台裏を照らしだしてゆく表題作ほか、華麗なアリバイ崩しで死者を葬う〈葬儀屋探偵〉明子、颯爽デビューの3篇。

発行日：2005年09月30日

出版社：嶋中書店

ページ数：243P

【あらすじ】

父が急死したため、京都で葬儀社を継がざるを得なくなった石原明子は、ある日、著名な大学教授から葬儀の依頼を受けた。流感で急死したという教授夫人の遺体を見た明子は、不審な点に気づく。恋人で医師の黒沢と協力して事件を推理する“葬儀屋探偵”明子短篇シリーズ第一弾。表題作ほか二篇を収録。

発行日：2009年09月04日

出版社：徳間書店

ページ数：280P

【あらすじ】

交通事故死した父の跡をうけ、京都の葬儀社社長として奮闘する石原明子に葬儀の依頼がきた。テレビにもよく登場する大学教授の若く美しい夫人が急死したというのだ。完璧な死亡診断書も添えられていたのだが、不審を抱いた明子は、やがて遺族の思いがけない姿を暴くことに…。テレビドラマ・シリーズでお馴染みの傑作連作集。