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三途の川で落しもの



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■三途の川で落しもの

三途の川で落しもの
【Amazon】
発行日:2013年06月27日
出版社:幻冬舎
ページ数:P
【あらすじ】
死者の未練はミステリー。三途の川で出会った生意気な小学6年生と江戸の侍2人。でこぼこトリオは死者の未練解決に奔走する。 小学6年生の叶人(かなと)は、学校の近くの大きな青い橋から落ちて、三途の川へ辿り着いた。そこでは輪廻転生からはずれた江戸時代の武士とあらくれ者が、死者を現世から黄泉の国へと送りだす渡し守をしていた。神話では、この三途の川の渡し守を"カローン"と呼ぶ。親殺しという呪われた因果から逃れられず、優しいまなざしの中にいつも悲しみをたたえる十蔵。殺人鬼と恐れられ、動物的勘にすぐれるあらくれ者・虎之助。死者を無事黄泉の国へと渡すには、現代世界へ降り立ちその者が強烈に残した未練の元を解決しなければならない。「事故か、自殺か、他殺か」死因がわからず現実世界へも黄泉の国へも行けない叶人は、いがみ合う2人の江戸者を手伝うカローン隊の一員となる。 「いてーーーー! ! ! 何なんだ、こいつは! 何だって、見えねえ壁なんざ作りやがる! 」 「この前教わっただろう。これはギヤマンでできた壁だ」 「自動ドア……ちゃんと開く前に体当たりしたんだ……」 電車にも乗れない大人二人と生意気な現代っ子というでこぼこトリオは、かみ合わないやりとりをしながら任務遂行にまい進する。 角膜手術を控えた娘を置いてきた母親、ひきこもりの息子に刺されて死んだ男、渋谷の往来で無差別殺傷事件を起こした男、そして親友との間につらいすれ違いを残した叶人自身……。 どうしてもあの世へ行けないほど強い未練を残す死者たち。 3人は自分自身の抱える傷に気づかなければならなかった。 夢中でページを繰るうちに心にあたたかい光が降り積もる、大人のための新・エンターテインメント!
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