母子燕

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種別
長編
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あらすじ

2007年11月01日 母子燕 (ハルキ文庫 い 6-6 時代小説文庫 出入師夢之丞覚書)

半井夢之丞は、深川の裏店で、ひたすらお家再興を願う母親とふたり暮らしをしている。亡き父が賄を受けた咎で藩を追われたのだ。鴨下道場で師範代を務める夢之丞には“出入師”という裏稼業があった。喧嘩や争い事を仲裁し、報酬を得ているのだ。そんなある日、呉服商の内儀から、昔の恋文をとり戻して欲しいという依頼を受けるが…。男と女のすれ違う切ない恋情を描く「昔の男」他全五篇を収録した連作時代小説の傑作。待望の新シリーズ、第一弾。(「BOOK」データベースより)

評判

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No.1
(5pt)

傑作時代小説の新シリーズ登場!

今井絵美子女史の新シリーズ。連作短編時代小説。主人公は半井夢之丞。28歳、浪々の身の上で、母の真沙女と裏店に二人暮らし。実入りのない道場の師範代の傍ら、出入師として喧嘩や揉め事の仲裁をして口銭を取ることを裏の生業としている。
 この小説の第一の良さは、女性を実に巧みに描いていること。例え15歳の小娘にしても、その歩んで来た人生を所作や言葉の端々に匂わせるかのように描き出していること。だから存在感がある。作り物と分かっていても引き込まれる魅力を備えている。
 第二の良さは、江戸の町の描写が美しいこと。色、光、佇まいなど目に見えるもは勿論、温もり、香り、風といった目に見えない物までが伝わってくる描写は鮮やか。
 時は幕末、尊皇攘夷の風吹き荒れる中、夢之丞の前途も波乱が予想されて、続編への期待が高まるところ。時代小説ファンにはお勧めの1冊です。
母子燕 (ハルキ文庫 い 6-6 時代小説文庫 出入師夢之丞覚書) Amazon書評・レビュー: 母子燕 (ハルキ文庫 い 6-6 時代小説文庫 出入師夢之丞覚書)より
4758433143

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