忍者黒白草紙



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    8.00pt (10max) / 1件

    Amazon平均点

    5.00pt ( 5max) / 2件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)1981年04月
    分類

    長編小説

    閲覧回数42回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数1

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    忍者黒白草紙 (1981年) (角川文庫)

    1981年04月01日 忍者黒白草紙 (1981年) (角川文庫)

    天井から垂れ下がった糸をつたって、乳色の液体がしたたり落ち、眠っている美女の唇に吸い込まれていった。すると信じられないような現象が起きた。女の美しい顔が、みるみるうちに皺だらけの老婆の顔に変貌したのだ! 乱れ切った世の中を糺そうとする気鋭の江戸町奉行鳥居耀蔵のもとで、市中を取締まる若き伊賀忍者箒天四郎は、ブラックリストの人物を得意の忍法で容赦なく懲らしめていった。だが一方には、彼の仕事を邪魔するヒューマニストの忍者塵ノ辻空也の存在が……。世直しで対立する二人の若い忍者の闘いを描いた力作忍法帖。(「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    忍者黒白草紙の総合評価:10.00/10点レビュー 2件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.2:
    (5pt)

    天保の改革を下敷きに

    典型的な人生の浮き沈みが上手く描かれていた。鳥居耀蔵さんは明治まで軟禁されていたんだ。知らなかった。
    忍者黒白草紙 (1981年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:忍者黒白草紙 (1981年) (角川文庫)より
    B000J7YRA8
    No.1:
    (5pt)

    “天保のゲーペーウー”鳥居耀蔵

    漫画週刊誌に「われ天保のGPU」のタイトルで連載され、単行本で「天保忍法帖」と改題、文庫化でさらに改題し、「忍法帖」を「草紙」と変えたことからもわかるように、忍法帖とは異質なところのある時代伝奇だ。
     忍者は二人しか登場せず、使われる忍法は二つだけで忍法対決もないから、定番のつぶやき「忍法○×」もない。この一作を忍法帖に数えるのは微妙かもしれない。

     テーマは天保の改革で主人公は“妖怪”鳥居甲斐守耀蔵(江戸町奉行)だが、仮の主人公であるひとりの伊賀忍者の目を通して、「サディスティックな正義漢」耀蔵の精神の異様なねじれが描かれる。(ゲーペーウーはスターリンの秘密警察のこと)
     登場する二人の忍者は、一人は耀蔵の走狗となって正義の鉄槌を振り下ろし続け、他の一人はそれを邪魔してみせると宣言する。ではどうするのかといえば、これが少しヘンで、事件で関わり合いになった女人をさらって隠すという形で抵抗する。物語を面白くする工夫なのだろうが、何より、事件の渦中の男性を助け続けては史実とずれてしまうからだろう。

     教科書的な知識として天保の改革を知っていても内容は知らないので、次々と出てくる(たぶん史実に基づく)事件、陰謀、でっち上げのエピソードはとてもおもしろかった。物語はわかりやすくストレートに進むし、次々と起こる事件の展開にはメリハリがある。耀蔵の奇っ怪な精神構造と妖人ぶりも面白く、またエンディングもきれいにまとめている。時代伝奇としてS級だろう。
    忍者黒白草紙 (1981年) (角川文庫)Amazon書評・レビュー:忍者黒白草紙 (1981年) (角川文庫)より
    B000J7YRA8



    その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク