(アンソロジー)
秋田怪談
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秋田怪談の総合評価:
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体験者の話をそのまま忠実に文章にしたような話の寄せ集めです。 芸人や怪談師のように多少盛ったりする方が怖かったり面白かったりするので 個人的には盛ってほしかったのですが 毎話「でしょうね」的な話の連続で、これを「怪談」と呼んでよいのでしょうか と思いました。 | ||||
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本書の冒頭にも紹介があるが、江戸時代の本草学者であり、旅行家でもあった菅江真澄は秋田の地を旅して土地に伝わる様々な不思議な話を蒐集している。 そんな事から、果たして現代の秋田にも不思議な話はあるのだろうか…と少々興味を持って本書を手にしてみた。 本書に収録されているのは34話、秋田県を地域毎に分けた上で、地図も掲載しながらその地域の特色を簡単に紹介しているので、実際に秋田を訪れた事がない私でも「なまはげはこの地域だったのか」とか「かまくらで有名な横手はここにあるんだ」…等と確認も出来るし、更には6編のコラムも面白く、ここでは古くからの民間伝承や伝説を添えているので、非常に解り易くて良く編集されていると思った。 …尤も、本書の主役は観光案内でもなければ民話でもなく、あくまでも現代の実録怪談。 その内容はと言えば、現代の実録怪談なんて何れも似たりよったり…と思う事なかれ、やはり秋田ならではと思える話が凝縮されているのだ。 例えば、秋田の郷土資料に記録のある事件に纏わる幽霊譚、念仏行事として土地で行っていた風習との繋がりが垣間見られる怪異体験、無法者を戒めた仏様、秋田の座敷わらし、昭和初期を以って姿を消したとされる「狐に化かされた話」の平成版、過去にあった狂信的な事件が影を落とす体験、そして山のヌシに纏わる話を読むと、かの有名な阿仁マタギもこうした山への信仰を大切にして来たのだろうなどと感慨深くなったりもする。 また、昭和から令和まで語り継がれる廃墟ホテル、有名な「くねくね」の原点などの話もあるので、心霊スポットや都市伝説に関心のある方も楽しめるであろう。 本書を読むと、怖いのは勿論だが、その一方で、秋田の魅力を感じてしまうから不思議だ。 スプラッター系ホラーよりも伝説的な話の方が重く心にのしかかる…そんな感覚に近いのかもしれないが、大自然の中だからこそ遭遇する怪異、イチコ(イタコと言う方が一般的か…)の力、何処か懐かしい日本の原風景…そんな素朴さこそが秋田に凝縮されている事を思うと「怖い思いはしたくはないけれど、秋田には行きたい」と思ってしまった。 | ||||
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こんな不思議な事があったよ、聞いたよ。って話しを短く集めた本。 だから“オチ”的なものは無い。 一番怖かったのは「市営住宅」 喋るヌイグルミが夜中に動き出したって怪異なんだけど、 黙らせたくなった持ち主の女性が喋り続けるオモチャを何度も何度も床に叩きつけ破壊する狂気に恐怖した。 もし破壊衝動に駆られた対象がヌイグルミじゃなくペットの小動物だったら、幼い子供だったとしたら…… | ||||
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まず地図と共に郷土史がキチンと盛り込まれているところが実にいい。 次に明治や大正の話かと思いきや 令和五年の出来事だと言う実話。 その一行が背筋をゾクリとさせる。 こうゆうご当地怪談が読みたいのだ。 秋田怪談は幼少時、住んでいた事もあり更に身近に感じて楽しめた。 辰子姫の伝説には懐かしさを感じた。 また 茶園守りの与次郎やアグリコさまなど 知らなかった神狐の話も読めて大満足である。 山形怪談も良かった。 民話と実話怪談の理想的な配置が心地よい。 是非ともお土産怪談本に駅やサービスエリア等に置いて欲しい。 | ||||
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興味本位でしたがおもしろかったです | ||||
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