抹殺者 警視庁潜行捜査班シャドー
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 | 2016年06月15日 抹殺者 警視庁潜行捜査班シャドー (祥伝社文庫) 抹殺屋と名乗る人物が池袋のネットカフェから送信したメールは、三カ月前の美人検事殺害の犯行声明だった。事件を追っていた警視庁捜査一課の秘密別働隊“シャドー”の岩城譲司警部は新たに検察に冤罪の恨みを持つ人物の洗い出しを始めるが…。犯行声明の狙いと検事殺しの真相は?偽造、脅迫、なりすましと殺し以外の違法捜査を許された刑事たちの痛快捜査行。(「BOOK」データベースより) |
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| 難しい内容の物を読みたくないときは、西村京太郎と南英男に限る。のんびり気分で「西」。ハード気分で「南」。と決めている。この作品も、特に目新しさや、感動はないのだが、飽きずに、あっという間に読める。それだけで、よい小説という典型だ。 警視庁の分室「シャドー」ありえないですけど、必殺仕事人ぽくていいですね。若干気になるところといえば、ポリスモード（刑事電話）がさほど珍しくない。年代的には最近書かれた作品と思われるが、スマホでできる機能がさも凄そうに記述されている。 あとは「悪徳同盟」もそうであったが、冒頭に濡れ場がやって来る。これが官能小説ばりに長いのだが、南作品でさほど重要だとは思えない。 「癒着」のように、いきなり銃撃戦から入った方が、気分がすっきりするのだが・・・。 | ||||
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