キリストの遺骸
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エルサレム地下の発掘現場で、キリストの遺体と思われる骨が発見される。磔刑に処せられながらも「復活した」と信じられるキリスト。もしそれが本当にキリストの遺体なら、彼の復活はなかったことになり、世界中のキリスト教徒の根本を揺るがしかねない大問題に−−−。 非常に興味をそそられる舞台設定であるのに、それを生かしきれないまま、不完全燃焼で終わった印象。一番の違和感は、主人公の司祭やヒロインの考古学者を中心に、登場人物の多くがセックスのことばかり考えていること。さっきまで考古学の年代算出方法について論じ合っていたのに、数秒後にはエロいことを考えている。非常にしょうもない人々である。こんなシリアスな話で、何故なんだ。筆者の趣味なのか、ハリウッド映画のラストシーンは必ずキスで終わるという米国民の体質なのか。 このあまりに多い性描写が、物語の進行に何度となく水を差す。上下巻のうち、4分の3がくらいまではそういったくだらない性描写を交えながら、ダラダラと進む。そして、後半の急転直下。しかもその4分の3が話の伏線になっているのかなっていないのか、あまりに事を急ぐが故に、徐々に話がかみ合わなくなってパラレルワールドに飛んでいってしまったかのような違和感を強く感じた。 多分、最初に話の枠組みを考えて「面白い!」と感じ、落とし所をあまりよく考えずにガンガン筆を走らせてしまったのだろう。もったいないという言葉しか出てこない。力のある作家にリライトさせたら、後世に残る名著になり得る可能性を持った話であるのに。残念な読書体験となった。 また、日本語訳もあまりこなれているとは言えない。誤植も多く、たとえば物語のクライマックスの1つであろう1ページに、明らかなミスが2ヶ所もあったのが物悲しい。 | ||||
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翻訳がひどいと感じました。 原著で読むには宗教的な知識と考古学の知識が必要なので訳本にしたのですが、専門知識が必要とされる部分以外の日本語訳が非常に難解です。 どう解釈すればよいのかわからない言い回し、複数に解釈できるような文章構成。 ただでさえ専門用語が多い上、読んでいる途中で訳文を再構築しながらでなければ読み進められないので、非常に不快でした。 また、埋葬の年代推定法など、科学的文章として適訳とは思われない部分も散見されます。 | ||||
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