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レビュー数148

全148件 141〜148 8/8ページ

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No.8
(6pt)

どんでん返しではあるけれど

誰が犯人かではなく、動機を追求する心理サスペンス。犯人と刑事の独白、記録が交互に示され、そのたびに真実が覆されていき、最後に驚愕の真実、本当の動機が明らかにされる。大どんでん返しが楽しめる作品といえる。
Amazonではかなり高い評価を受けているが、個人的にはいまいち、しっくりこなかった。嫉妬、虚栄心、いじめなど、人間性の奥底に隠されている「悪意」を追求しながら、犯人も、被害者も、刑事も、もうひとつキャラクターが魅力的ではない。仕掛けに懲り過ぎて、人物像の深堀りまで手が回らなかったのか?
刑事・加賀恭一郎シリーズの第4作ということ(前3作は未読)だが、「新参者」以降の加賀に比べると、主人公の魅力が乏しい。逆に言うと、「新参者」以降の加賀恭一郎シリーズが素晴らし過ぎるのかも知れない。
東野圭吾:悪意 (講談社文庫)
東野圭吾悪意 についてのレビュー
No.7
(5pt)

構成は複雑、話は平明


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湊かなえ:花の鎖 (文春文庫)
湊かなえ花の鎖 についてのレビュー
No.6
(6pt)

ミステリーなのか?

もともと重い作品が多いトマス・H・クックだが、これは今まで以上に暗うつな気分にさせられる作品だった。ミステリーというよりは日本の私小説みたいな、徹底的に内向きのお話しで、通常のミステリーを読むようなカタルシスは味わえなかった。
最初から最後までホテルのラウンジでの二人の会話に終始し、現在と過去を行き来するだけの静かな物語。しかも、過去の出来事をいろいろな側面から見直してゆく(そこに、二転三転する真実が見えてくるのではあるが)だけなので、まるで老人のモノローグを聞いているような静けさで、ストーリーが展開されて行く。過去の事件の真実が明らかにされるという意味ではミステリー作品であるが、明かされるのは殺人事件の謎ではなく、その事件を巡る人物達の心模様である。これは果たして、ミステリー作品なのか?
好き嫌いがかなり分かれる作品だろう。
トマス・H・クック:ローラ・フェイとの最後の会話
No.5
(5pt)

悪女物語?


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乃南アサ:ウツボカズラの夢 (双葉文庫)
乃南アサウツボカズラの夢 についてのレビュー
No.4
(4pt)

う~~ん、残念

日本推理作家協会賞を受賞している作品であり、一般的には高い評価を得ているが、個人的には合わないタイプの作品。日本SF大賞を受賞した「蒲生邸事件」と同じ読後感だった。
物語のキーポイントにサイキック、霊視能力者が登場し、霊能力で物語を展開させていくというところで、興味を持てなくなってしまった。それでも最後まで読み通せたのは、作者のストーリーテリングのうまさだと思う。
宮部みゆき:龍は眠る (新潮文庫)
宮部みゆき龍は眠る についてのレビュー
No.3
(6pt)

「俺シリーズ」ファンにはおすすめ

札幌・ススキノを舞台にした名無しの探偵シリーズのファンなら楽しめる、書き下ろし作品。
「著者あとがき」で「非常に苦労した」と書いているが、確かに、シリーズの他の作品に比べて流れが悪いというか、東作品の良さである“軽やかさ”に欠ける印象だった。
ストーリーは、主人公の俺を始め、高田、桐原などおなじみのシリーズの登場人物がデビュー作に登場するまでの成長物語で、話としてのまとまりの無さが気になった。また、登場人物たちがキャラクターが完成していないというか、シリーズ作品の中のキャラクターに通じるものはあるものの、いまひとつ魅力に欠ける印象で物足りなさを感じてしまった。
単発の作品として読むと東直己の評価を誤ってしまうのではないかと、余計な心配をしてしまった。
東直己:半端者(はんぱもん)―ススキノ探偵シリーズ (ハヤカワ文庫JA)
東直己半端者 についてのレビュー
No.2
(6pt)

読ませる作品ではあるが

ガリレオシリーズの最新作。良くできた作品ではあるが、「容疑者X」ほどの面白さはなかった。
ミステリーとしては犯人のキャラクター、犯罪の動機、事件解明のプロセスなどに「ちょっと甘いかな」と思う部分があった。現在の事件も、その背景となる過去の事件も、いまひとつ説得力が無く、わくわくどきどき感は味わえなかった。
それでも最後までちゃんと読ませるのは、「加賀刑事シリーズ」に通じる人情話としてのレベルが高く、読者がそれぞれの立場から感情移入できそうなキャラクターが登場しているからだろう。
東野圭吾:真夏の方程式 (文春文庫)
東野圭吾真夏の方程式 についてのレビュー
No.1
(4pt)

読みやすい。読みやす過ぎる?

江戸川乱歩賞に何度も挑戦してきた作者の受賞作ということで、「ツボを押さえている」感と「こなれた文章」感はあったが、インパクト、カタルシスは無かった。
Amazonの書評にも「普通」とか「読みやすい」とか「2時間ドラマみたい」という評価が散見されるが、まさに同じような感想を持った。下手ではないし、つまらなくはないのだが、オススメではなかった。
横関大:再会
横関大再会 についてのレビュー