悪魔のいる天国

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

悪魔のいる天国の評価:

4.58/5点 レビュー 33件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.58pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全96件 61〜80 4/5ページ
No.36
(4pt)

ハッピーエンドはないが

個人的に「合理主義者が」が一番面白かった。

タイトルから推理出来る通りハッピーエンドはないが、

ショートショートなので軽く読めるし、

風刺が効いたような作品があったりで面白く読めた。
悪魔のいる天国 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (ハヤカワ文庫JA)より
4150300097
No.35
(4pt)

ハッピーエンドはないが

個人的に「合理主義者が」が一番面白かった。

タイトルから推理出来る通りハッピーエンドはないが、

ショートショートなので軽く読めるし、

風刺が効いたような作品があったりで面白く読めた。
悪魔のいる天国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (新潮文庫)より
4101098069
No.34
(5pt)

星新一の世界を存分に楽しめる36編を収録した一冊

ショートショート(掌編小説)を生涯で1,000編以上も残し、その作品
の質の高さもあり、「ショートショートの神様」と呼ばれている著者の
作品の中から36編を収録した一冊です。
元々は1961年に中央公論社から刊行され、1967年に早川書房から
改装版が出たものを、1975年に新潮社から刊行されたものである。
現在でも版を重ね続け、多くの世代に読まれ続けている作品です。

人間に代わって必要なコミュニケーションをすべてとってくれる「肩の
上のインコ」、壺に閉じ込められていた古代アラビアの魔人に、とても
合理的な対応を示す科学者をえがく「合理主義者」、きつねに憑かれた
憑きものを落とす「こん」、朝起きてから会社に到着するまでをすべて
機械がしてくれる「ゆきとどいた生活」、幽霊の世界をシニカルにえが
く「殉職」、豪華な金庫に隠された秘密が楽しい「デラックスな金庫」
等々が収録されています。

余分な情報を一切そぎ落とし、必要最低限な言葉を、はっきりした起承
転結の上に乗せて出来上がっている作品の一つ一つを堪能して読んで
みてください。そして、それぞれの作品の最後に味わえる、あっと驚く結
末も大きな魅力の一つですし、独特の会話口調も魅力的です。著者の
力量の高さを感じる作品ばかりです。
近未来の世界をえがくSFのショートショートを、どうぞ楽しんで、36編
の中からお気に入りの作品を見つけてみてはいかがでしょうか。
悪魔のいる天国 (1967年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (1967年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JA6KOQ
No.33
(5pt)

星新一の世界を存分に楽しめる36編を収録した一冊

ショートショート(掌編小説)を生涯で1,000編以上も残し、その作品
の質の高さもあり、「ショートショートの神様」と呼ばれている著者の
作品の中から36編を収録した一冊です。
元々は1961年に中央公論社から刊行され、1967年に早川書房から
改装版が出たものを、1975年に新潮社から刊行されたものである。
現在でも版を重ね続け、多くの世代に読まれ続けている作品です。

人間に代わって必要なコミュニケーションをすべてとってくれる「肩の
上のインコ」、壺に閉じ込められていた古代アラビアの魔人に、とても
合理的な対応を示す科学者をえがく「合理主義者」、きつねに憑かれた
憑きものを落とす「こん」、朝起きてから会社に到着するまでをすべて
機械がしてくれる「ゆきとどいた生活」、幽霊の世界をシニカルにえが
く「殉職」、豪華な金庫に隠された秘密が楽しい「デラックスな金庫」
等々が収録されています。

余分な情報を一切そぎ落とし、必要最低限な言葉を、はっきりした起承
転結の上に乗せて出来上がっている作品の一つ一つを堪能して読んで
みてください。そして、それぞれの作品の最後に味わえる、あっと驚く結
末も大きな魅力の一つですし、独特の会話口調も魅力的です。著者の
力量の高さを感じる作品ばかりです。
近未来の世界をえがくSFのショートショートを、どうぞ楽しんで、36編
の中からお気に入りの作品を見つけてみてはいかがでしょうか。
悪魔のいる天国 (1961年) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (1961年)より
B000JALH5I
No.32
(5pt)

星新一の世界を存分に楽しめる36編を収録した一冊

ショートショート(掌編小説)を生涯で1,000編以上も残し、その作品
の質の高さもあり、「ショートショートの神様」と呼ばれている著者の
作品の中から36編を収録した一冊です。
元々は1961年に中央公論社から刊行され、1967年に早川書房から
改装版が出たものを、1975年に新潮社から刊行されたものである。
現在でも版を重ね続け、多くの世代に読まれ続けている作品です。

人間に代わって必要なコミュニケーションをすべてとってくれる「肩の
上のインコ」、壺に閉じ込められていた古代アラビアの魔人に、とても
合理的な対応を示す科学者をえがく「合理主義者」、きつねに憑かれた
憑きものを落とす「こん」、朝起きてから会社に到着するまでをすべて
機械がしてくれる「ゆきとどいた生活」、幽霊の世界をシニカルにえが
く「殉職」、豪華な金庫に隠された秘密が楽しい「デラックスな金庫」
等々が収録されています。

余分な情報を一切そぎ落とし、必要最低限な言葉を、はっきりした起承
転結の上に乗せて出来上がっている作品の一つ一つを堪能して読んで
みてください。そして、それぞれの作品の最後に味わえる、あっと驚く結
末も大きな魅力の一つですし、独特の会話口調も魅力的です。著者の
力量の高さを感じる作品ばかりです。
近未来の世界をえがくSFのショートショートを、どうぞ楽しんで、36編
の中からお気に入りの作品を見つけてみてはいかがでしょうか。
悪魔のいる天国 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (ハヤカワ文庫JA)より
4150300097
No.31
(5pt)

星新一の世界を存分に楽しめる36編を収録した一冊

ショートショート(掌編小説)を生涯で1,000編以上も残し、その作品
の質の高さもあり、「ショートショートの神様」と呼ばれている著者の
作品の中から36編を収録した一冊です。
元々は1961年に中央公論社から刊行され、1967年に早川書房から
改装版が出たものを、1975年に新潮社から刊行されたものである。
現在でも版を重ね続け、多くの世代に読まれ続けている作品です。

人間に代わって必要なコミュニケーションをすべてとってくれる「肩の
上のインコ」、壺に閉じ込められていた古代アラビアの魔人に、とても
合理的な対応を示す科学者をえがく「合理主義者」、きつねに憑かれた
憑きものを落とす「こん」、朝起きてから会社に到着するまでをすべて
機械がしてくれる「ゆきとどいた生活」、幽霊の世界をシニカルにえが
く「殉職」、豪華な金庫に隠された秘密が楽しい「デラックスな金庫」
等々が収録されています。

余分な情報を一切そぎ落とし、必要最低限な言葉を、はっきりした起承
転結の上に乗せて出来上がっている作品の一つ一つを堪能して読んで
みてください。そして、それぞれの作品の最後に味わえる、あっと驚く結
末も大きな魅力の一つですし、独特の会話口調も魅力的です。著者の
力量の高さを感じる作品ばかりです。
近未来の世界をえがくSFのショートショートを、どうぞ楽しんで、36編
の中からお気に入りの作品を見つけてみてはいかがでしょうか。
悪魔のいる天国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (新潮文庫)より
4101098069
No.30
(5pt)

あなたに潜む悪魔。

ふとした気まぐれや思いつきによって、人間を残酷な運命へ突き落とす悪魔の存在。
至る所に潜む様々な悪魔を、卓抜なアイディアと透明な文体を駆使して描かれた、星新一の傑作。

人間の数だけ悪魔がいる…。
日常社会のみならず、宇宙空間や空想世界に棲みつく悪魔が、巧みに表現されています。
皮肉たっぷりに表された星ワールドを堪能して下さい。

オススメ3作品は、「シンデレラ」、「かわいいポーリー」、「薄暗い星で」。
悪魔のいる天国 (1967年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (1967年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JA6KOQ
No.29
(5pt)

あなたに潜む悪魔。

ふとした気まぐれや思いつきによって、人間を残酷な運命へ突き落とす悪魔の存在。
至る所に潜む様々な悪魔を、卓抜なアイディアと透明な文体を駆使して描かれた、星新一の傑作。

人間の数だけ悪魔がいる…。
日常社会のみならず、宇宙空間や空想世界に棲みつく悪魔が、巧みに表現されています。
皮肉たっぷりに表された星ワールドを堪能して下さい。

オススメ3作品は、「シンデレラ」、「かわいいポーリー」、「薄暗い星で」。
悪魔のいる天国 (1961年) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (1961年)より
B000JALH5I
No.28
(5pt)

あなたに潜む悪魔。

ふとした気まぐれや思いつきによって、人間を残酷な運命へ突き落とす悪魔の存在。
至る所に潜む様々な悪魔を、卓抜なアイディアと透明な文体を駆使して描かれた、星新一の傑作。

人間の数だけ悪魔がいる…。
日常社会のみならず、宇宙空間や空想世界に棲みつく悪魔が、巧みに表現されています。
皮肉たっぷりに表された星ワールドを堪能して下さい。

オススメ3作品は、「シンデレラ」、「かわいいポーリー」、「薄暗い星で」。
悪魔のいる天国 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (ハヤカワ文庫JA)より
4150300097
No.27
(5pt)

あなたに潜む悪魔。

ふとした気まぐれや思いつきによって、人間を残酷な運命へ突き落とす悪魔の存在。
至る所に潜む様々な悪魔を、卓抜なアイディアと透明な文体を駆使して描かれた、星新一の傑作。

人間の数だけ悪魔がいる…。
日常社会のみならず、宇宙空間や空想世界に棲みつく悪魔が、巧みに表現されています。
皮肉たっぷりに表された星ワールドを堪能して下さい。

オススメ3作品は、「シンデレラ」、「かわいいポーリー」、「薄暗い星で」。
悪魔のいる天国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (新潮文庫)より
4101098069
No.26
(5pt)

なんの抵抗もなく読める!

読み始めた瞬間からなんの抵抗もなく、面白く読めて、読み終わった時には「もう読み終わったの?」と思いました。私は今まで、いろんな星新ーの本を読みましたが、その中でも1、2位を争うぐらい面白いです。これから星新ーを読む人、まだ読んでない人には是非オススメです!
悪魔のいる天国 (1967年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (1967年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JA6KOQ
No.25
(5pt)

なんの抵抗もなく読める!

読み始めた瞬間からなんの抵抗もなく、面白く読めて、読み終わった時には「もう読み終わったの?」と思いました。私は今まで、いろんな星新ーの本を読みましたが、その中でも1、2位を争うぐらい面白いです。これから星新ーを読む人、まだ読んでない人には是非オススメです!
悪魔のいる天国 (1961年) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (1961年)より
B000JALH5I
No.24
(5pt)

なんの抵抗もなく読める!

読み始めた瞬間からなんの抵抗もなく、面白く読めて、読み終わった時には「もう読み終わったの?」と思いました。私は今まで、いろんな星新ーの本を読みましたが、その中でも1、2位を争うぐらい面白いです。これから星新ーを読む人、まだ読んでない人には是非オススメです!
悪魔のいる天国 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (ハヤカワ文庫JA)より
4150300097
No.23
(5pt)

なんの抵抗もなく読める!

読み始めた瞬間からなんの抵抗もなく、面白く読めて、読み終わった時には「もう読み終わったの?」と思いました。私は今まで、いろんな星新ーの本を読みましたが、その中でも1、2位を争うぐらい面白いです。これから星新ーを読む人、まだ読んでない人には是非オススメです!
悪魔のいる天国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (新潮文庫)より
4101098069
No.22
(5pt)

日本のSF作品の最高傑作である

ショートショートというジャンルをこの作品を読んで初めて知った。
「合理主義者」から独特な文体に引き込まれ、「帰郷」まで傑作揃いだ。
乾いた文体がシンプルな内容に合っていて、下世話な感じがまるでしない。
作家の生活感がどこにもしないのだ。

生活感がどこにもしないというのが、異常なまで自分に課した作品を古びさせない制約にあるという事を知るのはもう少し後になる。

それにつけても「ゆきとどいた生活」である。
朝、起こすところから会社への到着までを全部自動で行ってくれる機械と主人の話。
この6ページの作品について、日本のSF作品の最高傑作であると思っている。
最初に読んだときも、今回30年ぶりで読んでも読後感は全く変わらない。普遍という事なのだろう。
この作品が映像化されたか私は知らないのだが、真鍋博の挿絵1枚で充分だ。

これ程の圧倒的な世界観・想像力・センス、内容の恐ろしさとリアリティは他に無い。
星進一は素晴らしい作品集が数多くあって選ぶのが難しいが、手始めに読んでいただきたい。

SFなどくだらんと私はかつて思っていた、その思いが根底からひっくり返される作品集だ。
悪魔のいる天国 (1967年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (1967年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JA6KOQ
No.21
(5pt)

日本のSF作品の最高傑作である

ショートショートというジャンルをこの作品を読んで初めて知った。
「合理主義者」から独特な文体に引き込まれ、「帰郷」まで傑作揃いだ。
乾いた文体がシンプルな内容に合っていて、下世話な感じがまるでしない。
作家の生活感がどこにもしないのだ。

生活感がどこにもしないというのが、異常なまで自分に課した作品を古びさせない制約にあるという事を知るのはもう少し後になる。

それにつけても「ゆきとどいた生活」である。
朝、起こすところから会社への到着までを全部自動で行ってくれる機械と主人の話。
この6ページの作品について、日本のSF作品の最高傑作であると思っている。
最初に読んだときも、今回30年ぶりで読んでも読後感は全く変わらない。普遍という事なのだろう。
この作品が映像化されたか私は知らないのだが、真鍋博の挿絵1枚で充分だ。

これ程の圧倒的な世界観・想像力・センス、内容の恐ろしさとリアリティは他に無い。
星進一は素晴らしい作品集が数多くあって選ぶのが難しいが、手始めに読んでいただきたい。

SFなどくだらんと私はかつて思っていた、その思いが根底からひっくり返される作品集だ。
悪魔のいる天国 (1961年) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (1961年)より
B000JALH5I
No.20
(5pt)

日本のSF作品の最高傑作である

ショートショートというジャンルをこの作品を読んで初めて知った。「合理主義者」から独特な文体に引き込まれ、「帰郷」まで傑作揃いだ。乾いた文体がシンプルな内容に合っていて、下世話な感じがまるでしない。作家の生活感がどこにもしないのだ。生活感がどこにもしないというのが、異常なまで自分に課した作品を古びさせない制約にあるという事を知るのはもう少し後になる。それにつけても「ゆきとどいた生活」である。朝、起こすところから会社への到着までを全部自動で行ってくれる機械と主人の話。この6ページの作品について、日本のSF作品の最高傑作であると思っている。最初に読んだときも、今回30年ぶりで読んでも読後感は全く変わらない。普遍という事なのだろう。この作品が映像化されたか私は知らないのだが、真鍋博の挿絵1枚で充分だ。これ程の圧倒的な世界観・想像力・センス、内容の恐ろしさとリアリティは他に無い。星進一は素晴らしい作品集が数多くあって選ぶのが難しいが、手始めに読んでいただきたい。SFなどくだらんと私はかつて思っていた、その思いが根底からひっくり返される作品集だ。
悪魔のいる天国 (ハヤカワ文庫JA) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (ハヤカワ文庫JA)より
4150300097
No.19
(5pt)

日本のSF作品の最高傑作である

ショートショートというジャンルをこの作品を読んで初めて知った。「合理主義者」から独特な文体に引き込まれ、「帰郷」まで傑作揃いだ。乾いた文体がシンプルな内容に合っていて、下世話な感じがまるでしない。作家の生活感がどこにもしないのだ。生活感がどこにもしないというのが、異常なまで自分に課した作品を古びさせない制約にあるという事を知るのはもう少し後になる。それにつけても「ゆきとどいた生活」である。朝、起こすところから会社への到着までを全部自動で行ってくれる機械と主人の話。この6ページの作品について、日本のSF作品の最高傑作であると思っている。最初に読んだときも、今回30年ぶりで読んでも読後感は全く変わらない。普遍という事なのだろう。この作品が映像化されたか私は知らないのだが、真鍋博の挿絵1枚で充分だ。これ程の圧倒的な世界観・想像力・センス、内容の恐ろしさとリアリティは他に無い。星進一は素晴らしい作品集が数多くあって選ぶのが難しいが、手始めに読んでいただきたい。SFなどくだらんと私はかつて思っていた、その思いが根底からひっくり返される作品集だ。
悪魔のいる天国 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (新潮文庫)より
4101098069
No.18
(5pt)

哲学的ショートショート

小学生のときに大好きだった星新一のショートショート。当時はただただその読みやすさと面白さに夢中になっていただけで、個々の作品の持つ意味など考えたこともなかったが、大人になってふと「あの作品はこういう意味だったのか」とその深さに改めて感心させられることがある。
 例えば本書に収められている「もたらされた文明」は、地球から「鍵」を持ち帰ってきた宇宙人の話である。「それは何だ」「鍵というものだ」「何のために使うんだ」「自分の家に他人が出入りできないようにするためだ」というやりとりが続く。「どうしてそんなことをするんだ」という質問に対し「自分の家の品物を勝手に持って行かれないようにするためだ」と帰還した宇宙人は説明する。「どうして勝手に持って行くんだ」「その方が自分であくせく働いて品物を買うよりもはるかに簡単だからだそうだ」
 聴衆は一瞬静かになってその意味を考えた後、にわかにざわめき始める。「なるほどなあ、そういうやり方があったのか」「どうしてそんな簡単なことに気づかなかったのだろう」ざわめきは収まらない。窃盗(≒悪)という未知の文化が地球からもたらされたのである。
 難点はいくらでも指摘できようが、根源的な問いを提示する星新一のショートショートは、大人のための哲学童話として充分鑑賞に耐えるものだと思う。筒井康隆や阿刀田高とは一味違った、美しい残酷さを湛えた作品群を堪能されたい。
悪魔のいる天国 (1967年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (1967年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JA6KOQ
No.17
(5pt)

哲学的ショートショート

小学生のときに大好きだった星新一のショートショート。当時はただただその読みやすさと面白さに夢中になっていただけで、個々の作品の持つ意味など考えたこともなかったが、大人になってふと「あの作品はこういう意味だったのか」とその深さに改めて感心させられることがある。
 例えば本書に収められている「もたらされた文明」は、地球から「鍵」を持ち帰ってきた宇宙人の話である。「それは何だ」「鍵というものだ」「何のために使うんだ」「自分の家に他人が出入りできないようにするためだ」というやりとりが続く。「どうしてそんなことをするんだ」という質問に対し「自分の家の品物を勝手に持って行かれないようにするためだ」と帰還した宇宙人は説明する。「どうして勝手に持って行くんだ」「その方が自分であくせく働いて品物を買うよりもはるかに簡単だからだそうだ」
 聴衆は一瞬静かになってその意味を考えた後、にわかにざわめき始める。「なるほどなあ、そういうやり方があったのか」「どうしてそんな簡単なことに気づかなかったのだろう」ざわめきは収まらない。窃盗(≒悪)という未知の文化が地球からもたらされたのである。
 難点はいくらでも指摘できようが、根源的な問いを提示する星新一のショートショートは、大人のための哲学童話として充分鑑賞に耐えるものだと思う。筒井康隆や阿刀田高とは一味違った、美しい残酷さを湛えた作品群を堪能されたい。
悪魔のいる天国 (1961年) Amazon書評・レビュー: 悪魔のいる天国 (1961年)より
B000JALH5I