秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚

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評判

秘色の契り 阿波宝暦明和の変 顛末譚の評価:

4.92/5点 レビュー 13件。 A ランク

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平均点4.92pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全13件 1〜13 1/1ページ
No.13
(5pt)

面白かった

面白かった
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B0DL9LJBDD
No.12
(4pt)

読み応えがあります

普段、もっとゆったりした浪人が主人公の時代小説を読んでいます。
たまには、初めての著者さんを発掘しよう、と手に取った次第。
「顛末譚」とあるとおり、徳島藩のお家騒動が物語の中心です。
長編です。
残念なのは、主人公二人のキャラは、よくわかるように描かれているけれど、
脇役の皆さんの動機や心象風景が少し雑で、説得力に欠けます。
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B0DL9LJBDD
No.11
(5pt)

久しぶりの時代劇

面白く読みました
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B0DL9LJBDD
No.10
(5pt)

藍に込めた誓いと長期的視点の政治ゲーム

徳島藩の藩主となった蜂須賀重喜は明君か暗君なのか。その政治手腕はいかに評価されるのか。歴史が評価するのだろうが、政治を動かしている当時の当事者は何が正解なのか模索しながら政を進める。政治改革が必要なのはみんが分かっているが、何をやろうとしても必ず反対する人も出てくるのは現代と変わらない。100年先を考えて重喜と柏木忠兵衛は藍で染めた手拭いで誓いを結ぶ。政敵との謀略が飛び交うところ、やり遂げる姿は爽快だ。時代小説だが現代小説のようにも読める。それだけ人間のやることの本質は変わってないのだなあと改めて思った。
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B0DL9LJBDD
No.9
(5pt)

やはり木下さんらしい

マンガみたいに勧善懲悪みたいなストーリーですすむと思いきや、最後はほろ苦い話になった。史実の解釈が難しいから、そうなったと思うが、やはり木下さんの話は、いつもながら凝っている。
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No.8
(5pt)

若くみなぎる力が躍動する。

宝暦・明和期(1754~1769年)の徳島藩の藩政改革。
秘色(ひそく)と呼ばれる薄い藍色が目に優しい。
そして”秘色に染めた品(手ぬぐい)と友を共有すれば互いに願いが叶う”と。
蜂須賀重喜と四羽鴉。
人の心の形を変えてこそ改革だと力説す。
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No.7
(5pt)

徳川時代の制度疲労に読者もガッカリさせられる

徳島藩の政変劇を題材にした時代小説。8割は痛快時代劇だ。藩改革に臨む若い力と、旧制度に固執する権力者たちという分かりやすい図式。元盗賊の悪徳商人、血統ばかり鼻にかける名門小家と、宿敵役も明確だ。
 主従の誓いと疑念、仲間内での内紛などで変化を付け、最後は大団円かと思った。ちょっとわかりやすすぎるのが玉にきずかな、と思っていた。
 だけど最後の最後であれもこれもあっさり覆されてしまう。
 結局、あんなにみんなが苦しんで、努力して、変わったのは一つだけか。その一つが大切なのだというのが物語の主張だと思うが、あまりにもむなしい。
 結局封建制度の下では、道理が通らず先例踏襲の硬直社会だったのだな。明治維新が起きるのは必然だったわけだ。
 物語としては、最後に史実と折り合いを付けなければならなかったところにもどかしさがあるものの、十分に面白かった。
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No.6
(5pt)

待ってました

こういう引き込まれる本は「宇喜多の捨て嫁」以来ずっと待ってました。直木賞だな。
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No.5
(5pt)

作者の巧みなストーリーテリング!

この作品はスリリングな展開が魅力です。藩政改革をテーマを軸に、陰謀・策略・家臣団の対立といったドラマが絡み合い、忠兵衛たちと同じ目線で改革の成否をハラハラと見守ってしまいました。船上での戦いや忠兵衛の秘技?も見物ですね。史実とフィクションの融合で地方で起った御家騒動がこんなに面白くなるとは驚きです。
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No.4
(5pt)

改革で大切なのは、人の心を変えること!

阿波国徳島藩第十第藩主・蜂須賀重喜は吉川英治氏の「鳴門秘帖」に幕府打倒の黒幕として登場するが、世間的にはあまり知られていない人物であろう。しかし彼が徳島藩四羽鴉(柏木忠兵衛、樋口蔵之介、林藤九郎、寺沢式部)とともに成し遂げた、巨大な借財で悩む徳島藩再興の経緯は、長らく停滞した日本経済へのヒントになるかもしれない。
 四羽鴉と改革を妨害する五大老(正に既得権益の権化のような連中)との丁々発止、権謀術数を凝らした対決はあの大ヒットドラマ「半沢直樹」を彷彿とさせる。まるでテニスのラリー応酬のように、あちらがこう打てばこちらはこう打ち返す。息詰まる展開にページをめくる手が止まらない。
 悪役もまたこの作品の魅力だ。まるで生きる凶器のような平島公方の家臣・細川孤雲、元盗賊で阿波の藍を簒奪しようとする大坂商人・唐國屋金蔵。物語の山場は舟上での彼らとの手に汗を握る死闘が展開する。そして戦いの終わりに重喜はこと切れんとする金蔵に「ある約束」をする。この場面、映像が浮かび上がるような描写は正に全編の白眉だろう。
 しかし今の日本には蜂須賀重喜も四羽鴉も見当たらないのは、つくづく残念至極である。
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No.3
(5pt)

徳島藩の藩政改革は藍の手拭いの誓い。熱い。これぞ青春ではないのか。

借財にあえぐ江戸時代の徳島藩。お飾りの藩主を据えて家老が牛耳っており、徳島藩の特産物「藍」を作る職人が大阪商人の餌食になっている。若い侍たちが賭けたのが佐竹藩からやってきた若い藩主、蜂須賀重喜。重喜と藍の秘色で染めた手拭いを破って手首に結び合い、藩主を絶対裏切らないと決めた柏木忠兵衛。しかし藩主が行う激烈な改革は、正しいが、百年早かった・・・。
手拭いを巻いての誓い、忠兵衛の周りの若い侍たちの友情と葛藤。藩政改革だから難しそうだと思って読んでいたけれど、彼らの葛藤って、これって青春?今も昔も若者たちの思いって変わらないんじゃないかな、と、わくわくと読み進められました。
そして大阪商人(悪いやつやけど爪痕残していったなあ)や黒幕との対決もミステリ風味やチャンバラもあり、これぞエンタメという感じ、楽しませていただきました。けど、政治というのは人の心を少しずつ動かしていくもの。すぐに解決できないし結末もビターではあるけど(史実だろうし)、彼らの生きた時代にほんの少しでも前進できたのかな、と思えるラストは良かったです。
地味すぎる徳島藩の変は歴史に多少詳しい私も全く知らず、先が全く読めずに堪能しました。
美しい藍の手拭いを最近手に入れて、壁に飾りました。破って手首には巻かなかったけれど。綺麗な色で安らぎます。
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B0DL9LJBDD
No.2
(5pt)

歴史小説に苦手意識がある人、必読の書

【藍染めが開運に良い】と聞いてから、気になっていたので購入。

ふだん本はあまり読まず、特に歴史小説は苦手だったのでどうかなと思ったけど、すごく読みやすかった。冒頭に登場キャラのイラストがついていたので、漫画を読むように場面を頭に描きながら読めたのが理由か。

時代背景や史実の基礎知識を一切もたずに読みはじめたが、しだいに展開に引き込まれていき、ラストシーンは感動して鳥肌がたった。

特に卑劣きわまりない悪役が好きになった。
刀の時代に生きる人間の生きざまや躍動感がありあり伝わってきたので星5つ。

【菊と刀】もあわせて読みたいと思った。
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B0DL9LJBDD
No.1
(5pt)

落ち着いた読後感

江戸中期の徳島、歴史の流れとして押さえていない地域、時代で落としどろこを知らない面白さがありました。
 登場人物の個性と未熟さ共にリアリスティックで「ほんとにこうだったんでは…」と思わされます。
 勝った、負けたというよりは「そういう感じになったんだねぇ」というような落ち着いた読後感は木下作品の魅力です。
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