闇の狩人
評判
闇の狩人の評価:
4.39/5点 レビュー 38件。 A ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 61〜75 4/4ページ
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闇の狩人の評価:
4.39/5点 レビュー 38件。 A ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
生業は盗賊の小頭なれど人情と男気あるれる雲津の弥平太と、記憶を失った浪人ながらどこか人に好かれる天性の好青年である谷川弥太郎の二人の絡み合う生き様を、江戸の暗黒街を舞台に描く。
=「盗賊の跡目争い」だけど「自分自身は跡目を狙ってるわけでもなく」、だけど「争いを防ぐために自分が仕切らないといけない」という弥平太の状況設定。
=「放浪の末に、香具師の親分に拾われて、凄腕の仕掛人になってゆくけど、心の中は虚無でいっぱい」「過去も取り戻せない」、という谷川弥太郎のやるせない日々。
=昔は欲のない好々爺だったのに、権力と金に目覚めて、手段を選ばぬ香具師の顔役になってゆく五名の長右衛門。
=長右衛門の糟糠の老妻にして弥太郎を暖かく見守るお浜、どこまでも弥平太を信じてついてゆく世話女房のおしま、弥平太の親友徳次郎、政七などなど、主人公たちを支え、物語を血の通ったものにしている準主役たち。
=そして、じょじょに明らかになってゆき、大名家の後継争いまで出てくる物語の深層。
=江戸の町の昼と夜の姿、にぎやかな盛り場・商業地・寂しい武家地、そしていまの何倍も大きな存在だった寺社、茶屋をなまなましく描き出すビジュアル性。
などなど、著者の「これでもか」と繰り出す物語の織り糸に、読者は圧倒されつつ引き込まれてしまいます。
そして、下巻の最後の方、弥太郎の旅立ちを見守る旅籠の番頭と主人の会話、お浜と弥太郎の邂逅と別れ、お浜の弥太郎を思いやる情景。
しみじみとして涙を誘われます。
昨今多い実在の戦国武将の生涯や戦いを伝記風に肉付けして描かれる作品と比較して、この作品は一からすべて著者が創造して書かれており、著者の天才ぶりが痛感される壮大なエンタテインメント伝奇歴史小説になってると思います。
素晴らし過ぎます。