夏の騎士

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評判

夏の騎士の評価:

4.63/5点 レビュー 499件。 A ランク

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平均点4.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 41〜48 3/3ページ
No.8
(1pt)

売れたらそれでいいのだが

著者渾身の引退作らしいが、失敗作。おもんなかったの一言に尽きる。
自己陶酔による回想録。およそ小6の男児、女児にありえない発想に始まり、奇想天外な行動を予定調和でこじつけて収束させた感が拭いきれない。引退作として大正解と思う。
夏の騎士 Amazon書評・レビュー: 夏の騎士より
4103364149
No.7
(3pt)

分かりやすくお手本のような展開です。それ故に、物足りない気が……

2時間ほどで読了。分かりやすい文体、ストーリー展開です。
繰り返し2度読み直しました。

同い年の主人公、関西人、という事と百田先生の他本もファンなので期待して購入。

こちら引退作とのことですが…………先生。
もっとイケますよ。まだまだこんなもんや無いはず。偉そうですいません。

小学生の子供に見せても十分良い作品とは思いましたが、世の中のドロドロを知ってしまった40代には今一つで、『もっとヒネりを!』と思ってしまった。

本作で百田先生のキャリアを終わらせてしまうのか。本当に?

次作もあると信じて、待ってます。
夏の騎士 Amazon書評・レビュー: 夏の騎士より
4103364149
No.6
(1pt)

「読みやすい」はけして小説のほめ言葉ではありません

ふだん本を読まない方向けの平易な文章で書かれており、たしかにさくさく読めます。
単語の連なりを文章として理解させる技術は、それが職業の放送作家として必要にして充分です。
しかし「さくさく読める」「一気に読める」は心に何もひっかかることがない文章の裏返しでもあります。
本当にすごい文章ほど奇をてらわない平易な文体だったりしますが、残念ながらそうは思えませんでした。
安易なキャラクター造形、ご都合主義的な展開
これは(なろう小説に失礼とは思いますが)いわゆる大人のなろう小説です。
商業的なニーズがありそこにマッチしたものを書く職業作家としては、たしかに才能のある方です。
ただ私の心には読後に残るものが何もなかっただけです。
夏の騎士 Amazon書評・レビュー: 夏の騎士より
4103364149
No.5
(1pt)

話が記号的構造なのが気になった

小説の出だしの部分はなかなかノスタルジックでいい感じであったが、急激に後半に向けて尻つぼみしてがっかり。

物語中にRPGのゲームのようにフラグがいくつかあり、それをこなすことで予定調和的に結末を迎える、
この構造があまりにも露骨すぎて最後の方は小学生が書いた同人小説かと思った。

小説内での主人公の感情や情感が言葉(記号)で表現尽くされているため、
曖昧性や不確実性が小説の文章の間に宿らず、のっぺりとして、底が浅い物語であった。

例えばスタンドバイミーであれば、なぜ少年があそこで大食い大会の話をしたのか、語られず、
さらに旅の目的であった”死体”について、映画の中で描かれることがない。
こういうある種の世界に対する不確実性のようなものが、あの映画のなんとも言えないノスタルジックな普遍的情感を形成しているが、
”夏の騎士”はすべてが語られ、明示的に文脈として意味づけられている。

なんとなく商業化されたうすっぺらい”感動”を多くの人にばらまく、
そういう作者の放送作家としての特徴が顕著に出た、駄作であった。
夏の騎士 Amazon書評・レビュー: 夏の騎士より
4103364149
No.4
(3pt)

確かに面白いが…

絶賛の声が多数聞こえてくるので読んでみた。確かに面白かった。さらっと読める。
ただ期待が大きすぎたためか、期待外れ感が残る。
文庫化されるまで待てばよかったと少し後悔。
夏の騎士 Amazon書評・レビュー: 夏の騎士より
4103364149
No.3
(3pt)

落ちこぼれ少年のひと夏の成長物語

主人公のヒロは、勉強も運動もできない、力もない落ちこぼれの小学6年生。同じような落ちこぼれの仲間2人と「騎士団」を結成し、学校一の美少女に愛と忠誠を誓うと宣言して、クラスの皆に笑われるが、彼女はヒロらをバカにしなかった。そして彼女から、有名中学を受験する小学生ばかりが受ける模擬試験を受けるよう言われ、勉強しようと決意したことが彼らを変えていく。
そしてクラスの嫌われ者で友達のいない女子生徒の壬生紀子とあるきっかけで言葉をかわすようになり、彼女がかなりの学力を持っていたことにより、彼女の指導で3人は学力を身に着けていく。更にクラスの女子が壬生に恥をかかせようと、学芸会で彼女にお姫様の役を推薦したことで、ヒロは彼女にだけ恥ずかしい思いをさせてはいけないと、反射的に王子様役に立候補した。このことがヒロの心を強くさせていく。
壬生紀子は精神を病んだ母親と暮らしており、薄汚い身なりで鼻の下のヒゲが目立つような女子だったが、ダンスの振り付けを一度で覚え、見事な踊りを披露し、ヒロは次第に壬生に敬意を持つようになる。そして彼女が美人に見えていく。本番直前、舞台衣装を着て踊った壬生は本当に美しく、みんなの彼女を見る目が一変した。このあたり、ジョルジュ・サンドの「愛の妖精」のファデットを思わせる。

ヒロの成長ぶりが見事に描かれている。「ぼくは壬生と同じ高校に行けなかったし、大学も一流校へは行けなかった。しかしそのことでコンプレックスを抱いたことは一度もない。それは、あの夏に壬生らと一所懸命に勉強した経験によるものだった。人生はベストを尽くせばいい。その結果に関しては何ら恥じることはないということを学んだのだ。恥じなければいけないのは、ベストを尽くさないことだ。そして自分に言い訳することだ」「あの夏、ぼくが得たものはそれだけではない。それは勇気だ。人はみな勇気の種を持っている。それを大きな木に育てるのは、その人自身だ」。

読みやすい文章でスラスラ読めたが、中高生向きといった感じである。また、ヒロは落ちこぼれのはずなのに、随分としっかりしているし、壬生が勉強ができないと思われていたのはおかしいなどのツッコミどころもある。途中、フラッグの立て過ぎが気になるし、殺人事件は不要ではないかとも思う。小さな町で小学生女子が殺され、犯人が捕まらないとなれば、町は厳戒態勢になり、子供だけの外出は一切禁止ということになると思われるからである。
楽しめたが、この程度の小説はザラにあるレベルで、無名の作家の作品にももっといいものがある。また「スタンド・バイ・ミー」よりむしろ、嫌われ者の薄汚い少女が大変身を遂げる「愛の妖精」の方に近いと思った。
夏の騎士 Amazon書評・レビュー: 夏の騎士より
4103364149
No.2
(3pt)

百田尚樹の青春

アニメのような内容、テレビ番組ラブアタックでかぐや姫を射止め結婚したご自身の素人時代の話を下敷きにした私小説的な内容。舞台は小学生時代にしてる。落ちこぼれ小学生3人が騎士となり姫を守ることにした。縁の尊さを説いてる。子供は読みやすいだろうがこれまでの百田尚樹の作品と比べると今ひとつでご本人が言うほどの傑作なのかと。
これが最後小説とされるのならば残念です。
夏の騎士 Amazon書評・レビュー: 夏の騎士より
4103364149
No.1
(1pt)

夏なのに「うすら寒さ」を感じる小説

小説家・百田尚樹氏の引退作。
百田氏の小説をじっくりと読んだのは実はこれが初めて。帯に書かれている「百田版『スタンド・バイ・ミー』」の惹句に心惹かれて読み始めたのだが…。
主人公が、クラスメイト2人と「騎士団」を結成し、子どもだてらに活躍するストーリーは、スタンド・バイ・ミーよりもどちらかと言うとズッコケ三人組や乱歩の少年探偵団シリーズに近いかも。(実際エピローグで、この3人組が少年探偵団とマスコミに紹介されるくだりがある)ただ、主人公が後に作家になるのはスタンド・バイ・ミーそのものだが。
正直な所、作品の前半くらいまでは、そこそこ読み応えがあった。昔の時代のノスタルジーもなかなか表現できていた。(ただ、ドラクエの名前出し過ぎ)だが、後半からご都合主義が目立ち、徐々に読むのが恥ずかしくなってきた。以下、突っ込みどころ。
・主人公は小学生なのに、言動が不自然に大人び過ぎている。もう少し子どもらしくした方が良かった。
・登場人物の婆さんが急に過去の日本の戦争について言及。「支那事変」「大東亜戦争」あるいは神風特攻隊。作者の思想性がうかがえる。なお、本筋には何の関係もない。
・本作のマドンナにして「騎士団」が仕えるべき「レディ」である有村さんが、以前学校に来た実習生(大学生。推定21~22歳)と付き合っていた。ちなみに有村さんは小学6年生である。本村先生、完全に法に抵触している。タキシード仮面もびっくり。いくら有村さんが大人びているとはいえ、ランドセル背負ってるような子に手を出すのはまずい。
・本作のヒロインである壬生にイマイチ共感・感情移入できない。主人公とくっつける為に、急に良い子になっている。また、「不細工で口が悪いけど、実は頭が良くて心優しい一面があって、おめかしすればそこそこ綺麗」みたいな持ち上げ方はもう使い古されていて新鮮味が無い。これが一番のヒロインなのか?
・最後のクライマックスをざっくり、あっさりと終わらせ過ぎ。盛り上がりもカタルシスもない、尻すぼみな終わり方でがっかり。「勇気」を手に入れたエピソードとしては不足気味。自分達だけの力で犯人に勝たないと。
・上記の婆さんの息子が主人公達を救いに来た訳だが、少なくとも彼は主人公達の事を鬱陶しく思っていたはずなのに何故助けに来たのか?その辺りの理由が詳しく書かれていないので、ご都合主義に感じる。息子は実は優しい性格、などのフォローがあれば良かったのに。
・最後のエピローグは、主人公=作者が自己陶酔気味に書いていて、読んでいて恥ずかしくなった。
引退作としては、物足りない出来だった。児童文学としてはこれで良いのかもしれないが、大人の鑑賞に耐えられるような作品ではない。
夏の騎士 Amazon書評・レビュー: 夏の騎士より
4103364149