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SAS/インディアン狩り
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SAS/インディアン狩りの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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プリンス・マルコ・シリーズの1969年の第15作。 ハリウッドの映画プロデューサーのジーン・シラクは、使用人のインディアン青年をメキシコに送り届けるよう、女友だちに依頼する。だが思わぬ手違いから、彼女のペットのチーターが青年を噛み殺してしまう。動転した彼女は、青年の死体をメキシコに捨ててしまうが…この珍事が、なぜかアメリカの安全保障当局に警報を鳴らした。CIAは、ジーン・シラクの調査のため、マルコをハリウッドに潜入させる。 敵側はインディアンで何をたくらんでいるのか、米当局は何をなぜ脅威に感じているのか、最後の最後まで明らかにされず、その点はなかなか興味深かった。だが、結末に至るまでの過程が、あまりおもしろくなかった。何と言うか、話にメリハリが欠けるうえに、ハリウッド上流社会の退廃ぶりや、次々に起こる殺人の凄惨さが鼻について、読んでいて楽しくないのだ。 また、クライマックスでマルコが取った行動には驚かされた。自分と大勢の人間の命がかかった瀬戸際であり、責める気は全くない。だが、主人公にこのような行動を取らせるなんて、普通の娯楽小説ではまず考えられない。本シリーズの”定石破り”に改めて驚かされる。 | ||||
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