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仮面の真実
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仮面の真実の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ペストや飢饉で荒廃した中世イングランドを舞台に、ひょんなことから旅芸人一座の仲間となった破戒僧が遭遇する殺人事件を描いた歴史ミステリーの本書は、”道徳劇”の名を借りた芝居仕立てで、謎を解き明かす趣向に興味深いものがあったのですが、語り手の破戒僧をはじめ、芸人らのキャラクターは良いとしても、殺人犯の内面が深く掘り下げられていない点がまずいと思いました。犯行の動機その他に関して、フランスのある有名な貴族を連想しました。教会や身分による束縛や矛盾に苦しむ主人公の姿や、作品の持つ知的で猥雑な雰囲気はどこか映画『薔薇の名前』を想起させるものもあります。また、2004年春にウィレム・デフォー主演で映画化され、日本未公開だそうなので、映画も鑑賞してみたいです。 | ||||
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