■スポンサードリンク


カニバル(食人種)



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
カニバル(食人種) (Echo‐monde:collection fiction fran〓aise)

カニバル(食人種)の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

根深く残る人種差別

一九三一年、フランス、パリでの植民地博覧会に食人種として展示された
カナック(ニュー・カレドニア)の人びとの実際にあった話を小説にしたもの。
実際に食人種が出てきたり人を食うシーンなどはなく、連れてこられた人びとは
動物の檻のなかで見世物となり、未開人のような生活を演じるよう強いられた。

作家の紹介を見るかぎり、ロマンノワール系の賞を受賞している作家のようですが、
この作品はタブーに切り込み、見たこともない地を駆け巡る冒険物のような話でした。
ページ数が少なく文字も詰まっていないので、さらっと読んでしまえます。
フランスの地理や国の情勢や背景がわかっていると、
もう少し理解できただろうなと感じる部分もありました。

どんなこともやったほうは忘れたり過去として消し去るけど、やられた方は忘れない。
あえてフランスの作家がこの問題に取り組んだのはとても意義があるように思いました。
続編があるようだけど未訳のようで残念です。
カニバル(食人種) (Echo‐monde:collection fiction fran〓aise)Amazon書評・レビュー:カニバル(食人種) (Echo‐monde:collection fiction fran〓aise)より
4791760263

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!