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暗号名スイス・アカウント
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暗号名スイス・アカウントの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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小説にするためのエピソードが理解を妨げるところもありますが、それを引き算しながら、当時のスイス(とアメリカ)の立ち回り方を理解するための読み物として面白いです。 | ||||
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第二次大戦中のスイス、バーゼルを舞台にした、スイス、アメリカ、ドイツの情報戦を描いた小説。サスペンス仕立ての小説でありつつ、相当部分が実話に基づいており(実話については詳細な参考資料が付されている)、第二次世界大戦中、スイス政府が如何に中立を守り抜き得たのかが伺え、非常に興味深かった。 各地にスパイ網を張り巡らせ、ナチスドイツに対して時には武力でハッタリをかまし、時にはスイス銀行の秘匿性を武器にした経済協力で宥和的に振る舞い、と持てる手段を全て用いて、ようやくギリギリのところでドイツの攻撃を免れ、かつ連合国からも完全に敵視される一線は越えず(連合国側はスイスの対ナチ協力には相当苛立っていていて、実は局所的にはスイスを攻撃している)、と非常に難易度の高い綱渡りを辛くも渡り切った経緯が、克明に描かれている。 以前ノルウェーに行った際には、ノルウェーは第二次大戦中、中立を宣言しながらも、キルナの鉄の積出港であったことから、ドイツに占領されたことを知った。「中立」とはそう唱えれば実現するものではなく、情報、軍事力、経済力等を背景に、ある意味節操なく両陣営に協力を繰り出すプラグマティズムとバランス感覚によって、初めて実現し得るものであるということを、改めて痛感させられた。 また、スイスに住んでいる人間としては、当時のスイスにおける女性の地位の低さ(選挙権、家庭での地位)等、スイスが元々持っている保守性?が伺えたのも面白かった。 | ||||
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私個人の感じ方でしかないので、直接手に取って確かめられる方はどうぞ。 | ||||
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第2次大戦中のスイスがいかにしたたかに独立をまもるための動きをしていたか、 深く感銘をうけました。 憲法9条さえ唱えていれば平和でいられると信じているかたがたにぜひ お勧めしたい本です。 | ||||
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第2次世界大戦中にスイスで展開された、熾烈な情報戦の話。いちおう小説だが、章ごとに膨大な数の参考文献が示されているなど、限りなくノン・フィクションに近い。 戦争中のスイスは、ナチス・ドイツを経済・貿易面で支援する一方、アメリカにも対独諜報作戦の足場を与えるなど、どちら側にも節操なく協力していた事を、この本で初めて知った。このような態度の善し悪しはともかく、ただ中立を唱えさえすれば、周りの国がそれを尊重してくれるほど世の中は甘くない、中立ひいては独立を守るためには大変な努力がいる、という事がよくわかった。 ストーリーそのものは、さほどおもしろいとは言えないが(つまらなくはない)、とても勉強になった。 | ||||
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