マネー・パニック'89
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Dr.P.Erdman イランのシャーの凋落を予言した「オイルクラッシュ」のあとに出た本です。原著題には「money」はなく、単に「The panic of '89」。日本向けの分かりやすい題名になっています。 例によって、米国随一の外交官養成大学院をもつジョージタウン大学の教授が主人公。米国の大学と言えば、ハーバードを思い浮かべるでしょうが、日本と違って機能すみわけしていて、政治はジョージタウン、科学技術はMIT、コンピュータ科学はCMU。 例によって金融・経済のビジネスマン。知的な美女。キッシンジャー、FRB、FDICなどなど米国を実効支配する人々満載。アードマンの小説に出てくる主人公は超エリートなのですが、その相方の美女は、もっと賢いという設定。それが愉快です。 一つ、残念なのは、ハイブローすぎて、大学院の構造を知らない訳者にはうまく訳せていない部分も。例えば、所謂「大学」は知的エリートの間では学部と呼ばれます。その長が学部長。学部の上に大学院研究科があって、その長は研究科長。学部長も研究科長も英語ではDeanです。米国の役割名は日本の係長、課長、部長、のようではなく、Manager of xxとなります。xxで偉さがわかる仕掛け。 で、原著では、大学院研究科のDeanがなんと「大学院事務局長」と訳されている。こDeanは物凄い権威があるように描写されています。学問の府で、学問と関係のない事務の長である事務局長にそんな権威はありません。 とはいえ、内容はアードマン博士の面目躍如のハイブロー、ハイソサイアティ、知的エリートの世界の物語です。 | ||||
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