人民は弱し 官吏は強し

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人民は弱し 官吏は強しの評価:

4.49/5点 レビュー 55件。 B ランク

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全96件 41〜60 3/5ページ
No.56
(5pt)

日本の官僚のひどさは日露戦争以降。

星新一はショートショート以外にもこんな名作を書いていた。日本がドイツからこんな形で技術をもらい工業化ができたとは。歴史的、技術史、薬学、医学、工学、理学部、経済学、法学部の学生たちにも読んでほしい本。もp地論文学部や教育学部の学生や卒業生も。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
4101098166
No.55
(5pt)

日本の官僚のひどさは日露戦争以降。

星新一はショートショート以外にもこんな名作を書いていた。 日本がドイツからこんな形で技術をもらい工業化ができたとは。 歴史的、技術史、薬学、医学、工学、理学部、経済学、法学部の学生たちにも読んでほしい本。 もp地論文学部や教育学部の学生や卒業生も。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
4101098166
No.54
(4pt)

絶望の国の官吏

著者の星新一氏(1926-97)は、SFをベースにしたショートショートの名手であり、評者にとっては思い入れのある作家さんです。
氏のショートショートは、元々マンガしか読まなかった私が子供時代に初めて手に取った「文字の本」で、短い中にユーモアとオチが凝縮した作品に引き込まれて夜更かししたことを思い出しました。
本書はその星氏が実父である星一氏を主人公にした、数少ない長編作品です。

時代は大正期、星一氏は当時珍しかったアメリカ留学を果たして帰国し、事業家を目指します。
注目したのは医薬の原料となるアルカロイドの精製で、当時はほとんどを輸入に頼っていたことから、国産化がうまくいけば国益にも叶うとし、苦心を重ねてついに成功させます。
しかし楽天家でアメリカ特有の合理精神を身に付けた星氏は、日本特有の根回しや空気を読むことを怠ったため、官吏や同業者から恨みや嫉妬を買ってしまいました。
そのため折りに触れ小さな嫌がらせを受けていたのですが、政権が政友会から憲政会に変わったタイミングで決定的になりました。
星製薬は旧時代を象徴する生贄として選ばれ、これに予てから快く思っていなかった官吏と同業者が乗る形で、様々な攻撃が長く、波状的に及びました。
これまで問題のなかった行政手続きは官吏のサボタージュでことごとく棚上げされ、無意味な事情聴取に翻弄され、マスコミには虚偽情報を流布されました。
長い裁判にもつき合わされて勝訴を勝ち得たものの、風評被害から金融機関との取引が停止し、夢を乗せた新規事業は頓挫し、苦心して育て上げた虎の子の事業は同業者に奪われることになりました。
全てが過ぎ去った後の株主総会で、星氏が株主に語りかけた言葉が、本書のタイトルになっている次のセリフです。
「人民は弱し、官吏は強し」。
物語はここで幕を下ろすのですが、この言葉には、父が遺した星製薬を引き継いで辛酸を舐めた著者の万感の思いが込もっていると感じました。

本書のテーマは官が民に及ぼす理不尽な仕打ちの数々です。
それらは中学生のイジメを思わせるような陰湿で執拗なもので、この過酷な運命に耐え抜いた星一氏の精神力には驚嘆しました。
また大正期を舞台とする話ですが古さは感じさせず、むしろ最近見聞きした事件の数々を想起させるものでした。
時代が変化する折に供される生贄については、佐藤優氏の「」に詳しく、検察官が星氏に放った「民間企業が何社潰れてもかまわない」という暴言は100年を経た現代も変わらずに使われていることは「」を読むとわかります。
特に官僚組織が宿命的に持つ欠陥については考えさせられました。
この組織的なサボタージュは「」にあるように上手に使えば独裁者に対する抵抗力にもなる強大な力ですが、国民に向けられると本書のような理不尽で暴力的な力にも変容してしまいます。
これらの矛盾を超えるよい制度というのは何かできないものなのか、重い気持ちで本を閉じました。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
B0099FHC94
No.53
(4pt)

絶望の国の官吏

著者の星新一氏(1926-97)は、SFをベースにしたショートショートの名手であり、評者にとっても思い入れのある作家さんです。
氏のショートショートは元々マンガしか読まなかった私が初めて手に取った「文字の本」で、短い中にユーモアとオチが凝縮した作品に引き込まれて夜更かししたことを思い出します。
本書はその星氏が実父である星一氏を主人公にした自伝で、数少ない長編作品です。

時代は大正期、星一氏は当時珍しかったアメリカ留学を果たして帰国し、事業家を目指します。
注目したのは医薬の原料となるアルカロイドの精製で、当時はほとんどを輸入に頼っていたことから、国産化がうまくいけば国益にも叶うとし、苦心を重ねてついに成功させます。
しかし楽天家でアメリカ特有の合理精神を身に付けた星氏は、日本特有の根回しや空気を読むことを怠ったため、官吏や同業者から恨みや嫉妬を買ってしまいました。
そのため折りに触れ小さな嫌がらせを受けていたのですが、政権が政友会から憲政会に変わったタイミングで決定的になりました。
旧時代のものを象徴する生贄として選ばれ、これに予てから快く思っていなかった官吏と同業者が乗る形で、様々な攻撃が長く、波状的に星氏の身に及びました。
これまで問題のなかった行政手続きは官吏のサボタージュでことごとく棚上げされ、無意味な事情聴取に翻弄され、マスコミには虚偽情報を流布されました。
長い裁判にもつき合わされて勝訴を勝ち得たものの、風評被害から金融機関との取引が停止し、夢を乗せた新規事業は頓挫し、苦心して育て上げた虎の子の事業は同業者に奪われることになりました。
全てが過ぎ去った後の株主総会で、星氏が株主に語りかけた言葉が、本書のタイトルになっている次のセリフです。
「人民は弱し、官吏は強し」。
物語はここで幕を下ろすのですが、この言葉には、父が遺した星製薬を引き継いで辛酸を舐めた著者の万感の思いも込もっていると感じました。

本書のテーマは官が民に及ぼす理不尽な仕打ちの数々です。
それらは中学生のイジメを思わせるような陰湿で執拗なもので、この過酷な運命に耐え抜いた星一氏の精神力には驚嘆しました。
また大正期を舞台とする話ですが古さは感じさせず、むしろ最近見聞きした事件の数々を想起させるものでした。
時代が変化する折に供される生贄については、佐藤優氏の「国家の罠」に詳しく、検察官が星氏に放った「民間企業が何社潰れてもかまわない」という暴言は100年を経た現代も変わらずに使われていることは「検察が会社を踏み潰した日」を読むとわかります。
特に官僚組織が宿命的に持つ欠陥については考えさせられました。
この組織的なサボタージュは「権力に対抗するための教科書 」にあるように上手に使えば独裁者に対する抵抗力にもなる強大な力ですが、国民に向けられると本書のような理不尽な暴力的な力にも変容してしまいます。
これらの矛盾を超えるよい制度というのは何かできないものなのか、重い気持ちで本を閉じました。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
4101098166
No.52
(5pt)

読みながら、怒りがこみあげてくる名作

ショートショートの天才として知られる、星新一の長編。
当時、直木賞候補になっている。

星製薬という製薬会社を立ち上げた父親の星一が、
官僚に嫌われ、これでもか、というくらい、
陰湿な圧力を受けたことを書き綴っている。
この壮大ないじめには、ライバルの製薬会社もいる。

小説という形を取っているが、実態としてはノンフィクションといっていい。
それにしても、ひどいものだ。
ひと昔前のこととはいえ、怒りがこみあげてくる。

抑制された文体ににじむ無念さ。
星新一にとって、父親へのある種の弔いという見方もできるだろう。
今と時代が違うとはいえ、
公権力について深く考えさせられた。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
B0099FHC94
No.51
(5pt)

読みながら、怒りがこみあげてくる名作

ショートショートの天才として知られる、星新一の長編。 当時、直木賞候補になっている。 星製薬という製薬会社を立ち上げた父親の星一が、 官僚に嫌われ、これでもか、というくらい、 陰湿な圧力を受けたことを書き綴っている。 この壮大ないじめには、ライバルの製薬会社もいる。 小説という形を取っているが、実態としてはノンフィクションといっていい。 それにしても、ひどいものだ。 ひと昔前のこととはいえ、怒りがこみあげてくる。 抑制された文体ににじむ無念さ。 星新一にとって、父親へのある種の弔いという見方もできるだろう。 今と時代が違うとはいえ、 公権力について深く考えさせられた。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
4101098166
No.50
(5pt)

いつ、どこの時代も官僚のやることは同じ

著者の父親星一、星製薬社長の活躍と、官憲との終わり無き戦いを描いた感動的な作品だった。
読み進む内に明治、大正時代の暗部をまざまざと表現している。
それにしても当時の役人、政治家、官僚、警察、検察いずれをとっても歴史では語られていない嫌がらせの窮地を見た思いだ。
明治維新から始まり、日清、日露、富国強兵そして大正デモクラシーといった華々しい歴史しか教育を受けていないものにとっては歴史そのものがうそで固められているように見える。
一般文学通算888作品目の感想。2014/09/16 13:20
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
B0099FHC94
No.49
(5pt)

いつ、どこの時代も官僚のやることは同じ

著者の父親星一、星製薬社長の活躍と、官憲との終わり無き戦いを描いた感動的な作品だった。
読み進む内に明治、大正時代の暗部をまざまざと表現している。
それにしても当時の役人、政治家、官僚、警察、検察いずれをとっても歴史では語られていない嫌がらせの窮地を見た思いだ。
明治維新から始まり、日清、日露、富国強兵そして大正デモクラシーといった華々しい歴史しか教育を受けていないものにとっては歴史そのものがうそで固められているように見える。
一般文学通算888作品目の感想。2014/09/16 13:20
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
4101098166
No.48
(4pt)

日本人のやっかみに一人で戦った男の物語。

人間生きてるうちは、紆余曲折があるが、この人程こんな荒波を乗り越えた人はいないだろう!!人生好事魔多し読んでいて段々腹が立ってきた。権力ってそんなに強いのかと。今の時代も全く変わらない現実に唖然とする。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
B0099FHC94
No.47
(4pt)

日本人のやっかみに一人で戦った男の物語。

人間生きてるうちは、紆余曲折があるが、この人程こんな荒波を乗り越えた人はいないだろう!!人生好事魔多し読んでいて段々腹が立ってきた。権力ってそんなに強いのかと。今の時代も全く変わらない現実に唖然とする。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
4101098166
No.46
(5pt)

日本人ならば・・絶対に読んでいただきたい逸冊です。

凄まじくも・・強烈な本を読んだ。

日本人ならば・・絶対に読んでいただきたい逸冊と思った。

若くしてアメリカに渡り、アルバイトをしながら新聞社を作り、

そして日本に戻って、型破りな製薬会社を興した。
(現在の日本円にして資本金およそ170億円までした)

最後まで屈服することなく腐敗した官民と戦い続けた男、星 一(はじめ)の物語。
1.「明治・父・アメリカ」2.「人民は弱し 官吏は強し」

大好きな星新一の父上・・壮絶で爽やかな男の話しです。

(1と2ぜひ合わせて読むのがベストです)
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
B0099FHC94
No.45
(5pt)

日本人ならば・・絶対に読んでいただきたい逸冊です。

凄まじくも・・強烈な本を読んだ。

日本人ならば・・絶対に読んでいただきたい逸冊と思った。

若くしてアメリカに渡り、アルバイトをしながら新聞社を作り、

そして日本に戻って、型破りな製薬会社を興した。
(現在の日本円にして資本金およそ170億円までした)

最後まで屈服することなく腐敗した官民と戦い続けた男、星 一(はじめ)の物語。
1.「明治・父・アメリカ」2.「人民は弱し 官吏は強し」

大好きな星新一の父上・・壮絶で爽やかな男の話しです。

(1と2ぜひ合わせて読むのがベストです)
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
4101098166
No.44
(4pt)

いつの時代も変わらぬ官僚体質の批判と、愛する父に捧げた物語

一方的な観点から書かれているので、
星製薬と官僚とのいざこざについては本書の内容がすべて真実かどうかはわからない。

それを差し引いたとしても、初めに結論ありきな検察・警察の行動規範や、
縄張り意識が強くてプライドと学歴だけ一流な官僚機構については強いリアリティを感じた。
まさにこの世は「人民は弱し 官吏は強し」だと思った。

また、この作品は愛する父に捧げた物語としても読める。
実業の世界では打ち負かされてしまったが、
何十年かの時を経て小説家として父親の無念を迫力ある表現で著した息子。
そう考えると、少し胸が熱くなった。

ショートショートとは雰囲気は違うが、冷静でシンプルな筆致も健在。
星新一はこんなものも書けるのかと、その多芸ぶりに改めて脱帽した。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
B0099FHC94
No.43
(4pt)

いつの時代も変わらぬ官僚体質の批判と、愛する父に捧げた物語

一方的な観点から書かれているので、
星製薬と官僚とのいざこざについては本書の内容がすべて真実かどうかはわからない。

それを差し引いたとしても、初めに結論ありきな検察・警察の行動規範や、
縄張り意識が強くてプライドと学歴だけ一流な官僚機構については強いリアリティを感じた。
まさにこの世は「人民は弱し 官吏は強し」だと思った。

また、この作品は愛する父に捧げた物語としても読める。
実業の世界では打ち負かされてしまったが、
何十年かの時を経て小説家として父親の無念を迫力ある表現で著した息子。
そう考えると、少し胸が熱くなった。

ショートショートとは雰囲気は違うが、冷静でシンプルな筆致も健在。
星新一はこんなものも書けるのかと、その多芸ぶりに改めて脱帽した。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
4101098166
No.42
(4pt)

黒星ロングロング

民青のメンバーだった奴が高校のクラスメイトにいて、政治的にウブな赤ちゃんだった俺は別の意味のアカちゃんにオルグされそうになった。彼がこの小説を読んでいて、「官吏は憎し」と叫んでたのを思い出した。

官吏が「獣性の無い化け物」のように思えてくる。黒澤映画『生きる』を観たときも、冒頭のたらい回しのエピソードが「なんてコンテンポラリー(現代的)な表現なんだろう」と引き込まれて、気づいたら白黒映像だったってことがあったけど、この作品の中に書かれた、官吏たちが、いわゆる霞ヶ関文学と言われるようなヌエ的表現で、星一らの起業家精神を潰してゆくところは、戦前の話なのに現代にも通じるリアリティと思った。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
B0099FHC94
No.41
(4pt)

黒星ロングロング

民青のメンバーだった奴が高校のクラスメイトにいて、政治的にウブな赤ちゃんだった俺は別の意味のアカちゃんにオルグされそうになった。彼がこの小説を読んでいて、「官吏は憎し」と叫んでたのを思い出した。

官吏が「獣性の無い化け物」のように思えてくる。黒澤映画『生きる』を観たときも、冒頭のたらい回しのエピソードが「なんてコンテンポラリー(現代的)な表現なんだろう」と引き込まれて、気づいたら白黒映像だったってことがあったけど、この作品の中に書かれた、官吏たちが、いわゆる霞ヶ関文学と言われるようなヌエ的表現で、星一らの起業家精神を潰してゆくところは、戦前の話なのに現代にも通じるリアリティと思った。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
4101098166
No.40
(5pt)

いつの時代も

いつの時代も人民は弱し官吏は強し
星一の苦労話満載の一冊です。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
B0099FHC94
No.39
(5pt)

いつの時代も

いつの時代も人民は弱し官吏は強し
星一の苦労話満載の一冊です。
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
4101098166
No.38
(4pt)

あの星新一の実家は悲運の製薬メーカーだった

東京都品川区に居住するようになって12年が過ぎた。自宅のちょっと行ったところに星薬科大学というものがあるのは、いつの頃からか知っていた。ここの地域住民向け公開イベントが昨年秋初めて行われたので、関心を持った娘に連れられて出かけた。
その途上で娘が変なことを言う「ここ星新一さんのところよ」と。門をくぐって入ってみると創設者星一氏の銅像があり、よく似た他人と勘違いしたのかと勘違いした。その勘違いに気づいたのは、構内の博物館に立ち入った時だった。そこで初めてここが、あの作家星新一さんの親御さんが創設に関わった大学であること、そしてその親御さんは製薬メーカーをしていたということを知ったのだ。
その博物館に星新一著の明治の人物誌が飾ってあった。そのことをFacebookに書いたら、アゴラ等に寄稿をされる矢澤豊氏から本書の一読を薦められたのであった。
さて、本書の感想。
この方(星新一氏の父君の星一氏)はきっと明治のホリエモンみたいな方だったんだろうね。
読了して、ライブドア事件を回顧した池田信夫氏の発言を思い出したので最後にご紹介しておきたい。『「額に汗して働く」ことが正しく、それを「出し抜く」行為は不公正だという倫理観がみられるが、これは時代錯誤である。資本主義の本質は、他人を出し抜くことなのだ。日本には、保有する預金の残高より時価総額の低い企業がたくさんあるが、こういう企業でいくら額に汗して働いても、収益は上がらない。いま日本の直面している問題は、いかに効率よく働くかなのだ。」
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
B0099FHC94
No.37
(4pt)

あの星新一の実家は悲運の製薬メーカーだった

東京都品川区に居住するようになって12年が過ぎた。自宅のちょっと行ったところに星薬科大学というものがあるのは、いつの頃からか知っていた。ここの地域住民向け公開イベントが昨年秋初めて行われたので、関心を持った娘に連れられて出かけた。
その途上で娘が変なことを言う「ここ星新一さんのところよ」と。門をくぐって入ってみると創設者星一氏の銅像があり、よく似た他人と勘違いしたのかと勘違いした。その勘違いに気づいたのは、構内の博物館に立ち入った時だった。そこで初めてここが、あの作家星新一さんの親御さんが創設に関わった大学であること、そしてその親御さんは製薬メーカーをしていたということを知ったのだ。
その博物館に星新一著の明治の人物誌が飾ってあった。そのことをFacebookに書いたら、アゴラ等に寄稿をされる矢澤豊氏から本書の一読を薦められたのであった。
さて、本書の感想。
この方(星新一氏の父君の星一氏)はきっと明治のホリエモンみたいな方だったんだろうね。
読了して、ライブドア事件を回顧した池田信夫氏の発言を思い出したので最後にご紹介しておきたい。『「額に汗して働く」ことが正しく、それを「出し抜く」行為は不公正だという倫理観がみられるが、これは時代錯誤である。資本主義の本質は、他人を出し抜くことなのだ。日本には、保有する預金の残高より時価総額の低い企業がたくさんあるが、こういう企業でいくら額に汗して働いても、収益は上がらない。いま日本の直面している問題は、いかに効率よく働くかなのだ。」
人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 人民は弱し 官吏は強し (新潮文庫)より
4101098166