発行日：1989年01月31日

出版社：双葉社

ページ数：259P

【あらすじ】

「毎晩、自分が死ぬ夢ばかりみるのよ。気味が悪いわ」。落ち目のテレビ女優中江美佐はこう話していた1週間後、アパート8階の自室真下の路上に墜落して死んだ。ノイローゼによる自殺?しかし恐るべき真相は目茶苦茶になった彼女の顔に隠されていた…。表題作「首のない女優」の他に行方不明になった許婚者が数年後再現する奇怪な「骸の館」、原発に絡んだ黒人の大量失踪を追求する男を描く「黒い火祭」など本格とサスペンスの傑作7篇を収録した小林久三短篇第5集。

発行日：1992年01月31日

出版社：双葉社

ページ数：309P

【あらすじ】

中江美佐は“ブラウン管が生んだシンデレラ”と言われる程の人気女優だった。だがそれも10年前のこと、今ではたまにドラマの端役で出る程度。その美佐が飛び降り自殺をした。死の直前言葉をかわした脚本家入沢のもとに「美佐の死にはウラがある」と謎めいた電話が入り、調べてみると意外な事実が…。鬼気迫る社会派サスペンス、表題作の他6篇収録。