発行日：1986年05月31日

出版社：サンケイ出版

ページ数：272P

【あらすじ】

巨匠チャンドラーの未発表スリラー発掘!―「ドライ・マティーニをお願い。とびきり辛口にして」過去を捨てるように港町ヴァンクーヴァーへやってきた憂い顔の美女ベティ。彼女にまつわりつくジゴロ、そしてペントハウスでパーティーを催す謎の独身紳士。ベティを追いつめるようにジゴロの射殺死体が彼女の部屋で発見された…。37年ぶりに発掘された巨匠チャンドラーの完璧な原稿は、作者自身が「私が書いたシナリオの最高傑作」と自負した、最初にして最後、幻の“暗黒映画”の逸品である。

発行日：2014年04月08日

出版社：小学館

ページ数：299P

【あらすじ】

「生きていかなきゃならない夜がまだいっぱいありすぎる」―アメリカを逃れてカナダの港町ヴァンクーヴァーにやってきた謎につつまれた若い美女。彼女につきまとうジゴロ、ホテルのペントハウスに住む独身紳士、殺人課警視。そして、彼女の部屋のバルコニーで発見された男の射殺体。悲劇的な女が投げこまれた花やかな、そして卑しい世界を、見事な台詞と小気味のいい展開で描いたフィルム・ノワールの逸品。ユニバーサル社の資料室から発掘された最終稿は、チャンドラー自らが“私が書いた映画脚本の中でも最高のひとつ”と自讃する。知られざる傑作が名訳で甦る。

発行日：2024年03月11日

出版社：小鳥遊書房

ページ数：242P

【あらすじ】

「人生には本当に素晴らしい瞬間が数々ある ーーたとえつかの間だとしても」 調査対象の女性、そして消えた死体の謎…。 緻密な構造、巧みなプロットとさりげなく埋め込まれた伏線の数々。 フィリップ・マーロウの生き方を確かめたい。 チャンドラーの遺作を 新訳でお届けします。 ==== より楽しく作品を読んで頂くために、エスメラルダの地図やホテルの見 取り図など数点の挿し絵に加えて登場人物の行動を示す時系列表が入っています。