発行日：1991年10月31日

出版社：角川書店

ページ数：185P

【あらすじ】

まるで迷い込んだ蝶のように目の前に現れた明日めぐみに道浦良一は急速に傾斜して行く。単身赴任による二重生活を続けるうち家族との絆を完全に失ってしまっていた道浦には、少女の面影を残したそのコールガールと過ごす時間が、心に鬱積した痼を癒してくれるように思われたのである。―ところが、めぐみはホテルの一室で常連客の奥光利夫の死に遭遇し、警察に通報したまま消息を絶ってしまった。やがて彼女も死体となって発見される…。