発行日：1994年02月28日

出版社：祥伝社

ページ数：227P

【あらすじ】

8月下旬の富士山頂―。輝ける御来光とともに、山小屋の陰に倒れていた登山者の絞殺死体が照らし出された。そして同じ日、東京下町の海抜0メートル地帯深川不動尊に近いマンションで、死後数日経過した女性の変死体が見つかった。たがいに無関係と思われた2つの事件だったが、謎の叫び声が両者を結びつけた。深川の現場ではウォーッという獣のような咆哮が聞かれ、富士山頂で殺された男も、登山前に同様の奇声を発していたというのだ。アリバイ推理に新概念を吹き込む著者会心の書下ろし。

発行日：1996年08月31日

出版社：光文社

ページ数：311P

【あらすじ】

八月の朝、富士山頂でご来光が登山者の絞殺体を照らし出した。同じ日、東京下町の深川不動尊近くのマンションで、死後数日経過した女性の変死体が発見。日本最高地点の殺人と海抜0mの殺人!対照的な二つの事件はたがいに無関係と思われたが、たった一つだけ共通点があった。それは奇妙な叫び声。前例なきアリバイ工作を仕掛けた犯人の狙いを志垣警部は見抜けるか。

発行日：2005年08月12日

出版社：講談社

ページ数：328P

【あらすじ】

夏の終わりの土曜日、捜査一課の志垣警部は、部下の和久井とともに富士登山に挑んだ。雲海をはるか眼下に臨む七合目の山小屋で御来光を拝んでいた頃、山頂では殺人事件が起きていた!さらに同日、東京の下町では女性の変死体が見つかる。日本最高地点と海抜0mでの殺人を結ぶ共通項は「奇妙な叫び声」。