DC殺人事件
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良質のミステリの中には、ひとつの事件をじっくりと追って、関係者の嘘や作為が少しずつ明らかとなり、やがて事件の全貌が見えてくると事件はその様相を大きく変えて……、といった作品もあるが、多くのミステリでは、景気良く人が殺されていく。 例えユーモアに軸足を寄せた推理小説であっても、連続的に人は死ぬ作品は多い。 ぶっちゃけて言うと、ミステリ小説における連続殺人の大きな機能は、飽きっぽい読者を繋ぎとめるためのエサだったりするが、本シリーズのように、心理分析を積み重ねて事件を推理する探偵スタイルの場合、そもそも事件が何度か起こらないと、探偵が心理分析を働かせる材料が揃わないというジレンマがある。 個人的には、人が景気良く死ぬユーモア・ミステリはどーよという気持ちがあって、時に読み進めながらも、そういった展開に出くわすとまた殺しちゃうのかと醒めてしまったり。 だが本書に限っては、実験的な手法?があって、中途でテンションが下がることはなかった。 第1章の前のプロローグに、「本編のハイライト・シーン」として、起点になった悪意に満ちたイタズラと、その後の二つの殺人事件が紹介されているのだ。 わたしのような読者を意識して、わざと狙ってみたのか……。 さすがに考えすぎだと思うが、目的が今ひとつよくわからない。 | ||||
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さて今回はファッション業界が舞台である。が、「M殺人事件」と同様、主役三人組の影が薄い。著者が得意のファッション業界に関する知識を披露したい気持ちも分かるが、そちらがメインになってはいかんでしょうということである。新進デザイナーの出世物語に、無粋な連続殺人が割り込んでいるという感じを受ける。それで物語が面白くなれば文句はないが、ただごちゃごちゃと分かりにくくなっているだけである。朱雀と菜摘の進展もほとんどない。ただ、ラスト近くなってようやく現れた朱雀の、推理と心理分析は切れ味が鋭くて満足感を味わえる。読んで損はない。 | ||||
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