M殺人事件
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密着取材って、バイトにまかす仕事か? 恐るべし、不破太平のポテンシャルW それはともかく、性風俗、CM製作、ファッション業界と、虚業の中での人間関係を題材にしてきた本シリーズだが、本作品の“業界”はミステリ作家ということで、推理小説へのツッコミがひときわ目立つセルフ・パロディ作品となっている。 とは言えミステリの構成としても面白い。 容疑者が全員アマチュアとはいえ推理小説のセミプロなので、見えてくる手がかりは、そのように演出されたものかもしれないのである。本来作者と読者の間に横たわる「後期クイーン的問題その1」を小説内でも疑える範疇にあるのである。あくまで部分的にだけど。 まぁミステリテクニックというよりは、やはりユーモアにくすりと笑うのが本筋である。 容疑者一人一人の作風が設定されているのだが、その一人は太平の問いに答えて、俺ならこう書くと言った。 「温泉自体が意思を持った犯人だった」――それは見事に幻想探偵社向けの事件ですなw | ||||
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今回は、容疑者になったミステリー愛好家たちの間を、不破がたらいまわしされているような印象が強く、それが大して面白くないし、似たような対話が続くので、どうしたって途中で飽きてしまう。序盤のミステリー問答や、意外な二人目の被害者など、面白いところは面白いのだが。殺人の動機も、トリックも、それを見破る朱雀の説明も、何もかもが腑に落ちない。三人目の殺人も、発生時期が遅過ぎる。なにより、事件の捜査に主眼が置かれがちで、主役三人の人間模様が稀薄になっているのが最大の憾みである。評価としてはシリーズ中の最底辺に据えるしかない。 | ||||
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