W殺人事件
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シリーズ最終巻。一カ月前には存在を知らなかったというのに、6冊全部読み倒してやったw レギュラーメンバー4人のうち、大野木警部はともかく、太平、秀介、菜摘には人生の転機も訪れる。シリーズの結びをしっかり以前から計画していたのだろう。 この二冊ばかり落ち着いていた秀介の鬱症状がドカンと再燃するのがポイント。これも最初の方からあからさまな布石が何度も打たれていたのではい来ましたかという展開だ。 とは言え、殺人事件よりもそちらの着地点が気になるのだが……。 表紙を見て、いやいやいや菜摘の結婚はまだ早いでしょとオチを怖れながら読み流したが、さぁどうなりましたか。 というわけで、シリーズ掉尾を飾る本巻は、事件関係者には容易に消せない精神的ダメージを与えたが、レギュラーメンバーには平和な大団円が用意されている。 太平は大手出版社に内定。彼なら間違いなくかなり出世することだろう。 左翼偏向に留まらない活躍に期待したいw【注1】 個人的には、三田村ちひろにもちょいでいいから、顔出しもしくは消息に言及してほしかった。【注2】 本シリーズは出版時期=設定年代だが、『H殺人事件』からの執筆期間5年に対して、作中の経過時間は2年ほどとなっている。 本作品終了後すぐに取りかかったと思われる、『新・幻想探偵社』を読むために結構な回り道をしたが、はたしてあちらでは、前作よりどれほど経過しているやら。 【注1】彼が就職する鉄波書店は、明らかに岩波書店のパロディなので心配だ。 【注2】わずかながらに『怪人千面鬼』で言及されるのだが、エピローグ的なその後の動向といった新情報ではないのよね。まぁライトな小説の一ゲストに執着しても仕方ないが。 | ||||
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シリーズのはじめからふっておいたタネを、一気に実らせて・・ 読後感、さわやか! それにしても、光文社に書きおろした作品ですよね。 主人公の就職先を、岩波書店を思わせる出版社にして、大団円とは! 描いた清水さんも、店頭に出した光文社も、エライ! | ||||
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シリーズのフィナーレを飾るにふさわしい量と質である。いつものようにトレンディな話題に絡む殺人事件を縦軸とし、今までなかなか進まなかった朱雀と菜摘の関係を横軸として構成されているが、むしろメインは後者だろう。完全に決着がついたわけじゃないが、とにかく祝福できる結末にほっとさせられる。事件そのものも過去作と比べて不自然さが目立たず、特に対面を気にする独身男性の追い詰められた心情がよく描かれていると思う。他にも事件の発端の意外性、一歩一歩進められていく捜査の緊迫感など、優れた点がいくつも見られる。これでシリーズが終わっているのが惜しい。惜しまれるうちに散るのが華とも言うが。 | ||||
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