(短編集)
心霊殺人事件
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十代後半に、文学としての坂口安吾はかつての角川文庫を通して、数多く読みました。「堕落論」、「桜の森の満開の下」。。。生きよ、堕ちよ。今更ですが、「不連続殺人事件」は我が国のミステリー史上まごうかたなく傑作の一つだと思います。 「心霊殺人事件 安吾全推理短編」(坂口安吾、河出書房新社)を読む。短編10編が収録されています。おそらくこの中には読んだことがある短編も紛れているかもしれませんが(忘れています(笑))、新鮮な驚きを持って読むことができました。 「投手殺人事件」。時刻表トリック。時代性は置くとして、読ませます。 「屋根裏の犯人」。ファンタジーだと思います。 「南京虫殺人事件」。警察小説。 「選挙殺人事件」。巨勢博士、登場。はなれわざ。 「山の神殺人」。神話の一説のよう。 「正午の殺人」。アリバイ崩し。巨勢博士、再登場。 「影のない犯人」。これは、受け入れられない(笑) 「心霊殺人事件」。洗練されたパズラー。 「能面の秘密」。能面という道具立てが効いています。 「アンゴウ」。哀切な戦争文学へと昇華されていて、傑作だと思います。 多くのハンディキャップを描き、今の時代ではおそらく受け入れられない表現が多く見受けられますが、それは主題ではありません。時刻表、ファンタジー、警察小説、アリバイ崩しと多くのミステリー・ジャンルに楽しんでチャレンジしている坂口安吾の無頼のミステリー集だと思います。 | ||||
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