灰色の評決
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登場人物の言動や人物像、物語の展開に何一つ現実味がなく、矛盾を感じることもしばしば。 読んでてしらける。特に終盤の病院でのシーンは酷かったです。 この作者はもう少し人物像や人間について勉強したほうがよいのではとすら思えてしまう。 文庫ならまだしも、高い金額出して買ったことを後悔しています。 それでも最後まで読み切れたので星は2つ。 | ||||
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法律の素人である一般人が死刑判決をめぐる裁判員裁判で行った裁きがきっかけで起きた一連の事件の真相は驚くべきものだった。 本書の読みどころはいくつかある。 まず一般人が感情を交えずに裁きを行うのがいかに難しいのかということ。自分の身近に起きた出来事や遺族の証言に左右され、それが判決の判断にも影響を与えてしまうことがよく分かる内容だった。 次に、失踪した婚約者の麻衣子の失踪理由と、麻衣子が何を探っていたのかを探っていく展開。関係者を一人ずつ洗いだしていき、一つ一つの証言を丁寧に積み重ねて婚約者の行方に迫っていくやり方は地道だが、読み応えがあった。 最後に、一連の事件で何が起きていたのか、最後まで真相が分からず楽しめたのもよかった。 ただ、たんなる一般市民が精神病院の入院患者を探ったり、裁判長に他の裁判員の情報開示をお願いすることはちょっと考えにくいと思った。 それでも、警察でも探偵でも被害者でもない一般人が、行方不明となった婚約者を探しながら、裁判員裁判で何が行われていたのかを探る展開は新鮮だった。 今後も著者の作品を楽しみに待ちたい。 | ||||
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自分が裁判員になったとしたら、どのように行動するだろう。そんなことを考えながら読み進めました。それほどよく調べて書かれていて、違和感なく小説の世界へ誘い込まれます。 そしてこれは裁判員裁判が舞台でなければ成立しないミステリです。次々に起こる事件、明かされる事実に翻弄される主人公。後半ふいに現れる、ある人物がこの物語の起点だったのではないでしょうか? そして物語のキーになるのは? 最後に示される主題がとても美しく印象的でした。タイトルと装丁が調和していてミステリの雰囲気が漂います。 | ||||
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裁判員裁判で死刑判決を下した裁判員だった男が、ある事をきっかけに、その事件の再調査を行うという社会派ミステリー。 エンターテインメントとはいえ、かなり都合よく捜査は進んでいく気がしましたが、丁寧に道筋立てて描かれていました。 裁判員裁判の裁判員であることの難しさ、悩ましさが表現されていましたし、一方ミステリーとしての興味深さも損なわない展開でした。 | ||||
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裁判員制度、冤罪という重いテーマをミステリーに仕立てた作者の手腕と覚悟に敬意を表します。難しいテーマを扱いながらエンタメとしての面白さを演出する手つきはさすがです。読みはじめたらページを捲る手が止まらず一気に読みました。自分が裁判員となったらどうするか、そんな重い課題を突きつけられるようで人を裁くという難しさを追体験するように読みました。真相が気になりながら予想を覆す真相に大いに驚かされるとともに裁判員制度や冤罪という難しいテーマを掬い取る構成は見事でした。次回作も楽しみにしといます。 | ||||
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