サンクチュアリ
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あらすじ
連続殺人の生き残り、遺体を盗まれたアイドル、DV夫の妻子殺しーー。犯人は確保した、はずだった。地方研修を終えたばかりの検事・一色瑞穂は、東京地検で事件捜査に携わる刑事部本部係に着任する。司法修習生時代の教官で憧れの上司・高宮誠一郎の勅命で「複数の若い女性を殺害し、公判直前に証言を翻した」という被疑者を任される。唯一生き残った女性の聴取で目にしたのは新興宗教〈サンクチュアリ〉のシンボル・五芒星の跡。そして次々起こる殺人事件。危険を顧みず現場の最前線へ立ち向かう瑞穂は、やがて全国民を巻き込む「黒い計画」にたどり着く。『人間狩り』でネット私刑を、『眠りの神』で安楽死を描いた社会派ミステリの実力派。今度のテーマは「教義VS正義」!(「BOOK」データベースより)
評判
サンクチュアリの評価:
0.00/10点 レビュー 0件。 - ランク
サンクチュアリの総合評価:
9.33/10点 レビュー 3件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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この女性が例外になったのはなぜか?
まず、のっけから面白い。ミステリ好きにはたまらない。
4話構成ですが、話のプロットの構築が上手くて、結論にたどりつけそうでなかなかたどり着けない状態。二転三転する中で、「こういうことなんだろう」という予想がどんどん覆されていきます。
やきもきしつつも、その流れから各話の結末まで読めたのは嬉しかったです。
〈ここから先は後半の内容に触れます。もしネタバレが嫌な方は省いてください〉
主に2話、3話目はサンクチュアリに一見関係なさそうなのですが、4話目の「聖域」に入ると、あるリストの存在により、2話目と3話目もつながっていたことが分かり、それまでの見立てが信じられなくなります。。。新たな真実に驚愕。何かが起こる予感。
残念なのは、終盤はひたすらサンクチュアリの攻撃性というか大規模な犯罪計画に収束させようとして、数々の殺人疑惑のその後(例えば実行役の特定とか逮捕とか)がおざなりになって、尻つぼみになっていたこと。
4話の途中あたりまでは推理ベースで面白かったのですが、突然変異がいくらでも起こり得るウイルスをワクチンと組み合わせてテロの道具に、というのはリアリティがありませんでした。
それまでは推理モノで進んできたのに、カルト教団、テロ、ウイルス、殺人事件、そして宗教2世という要素を何とか組み合わせようとしたという印象を受けました。
あと、もう一つのマイナス点はこの本の価格かな。
私は紙の書籍で入手しましたが、やはり消費税込みで2500円超えはお財布に痛かったです。