ブラッド・マネー
【この小説が収録されている参考書籍】 |
■報告関係 ※気になる点がありましたらお知らせください。 |
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点7.00pt |
■スポンサードリンク
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
河出文庫が未紹介短編を中心に独自で編んだ短編集。とはいえ幕開けはハメットの長編デビュー作である「ブラッド・マネー」が飾る。 | ||||
| ||||
|
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表題作「ブラッド・マネー」は、先行して出版されていた国書刊行会「ブラック・マスクの世界」シリーズ(訳題『血の報酬』)で既に読んでいました。他の短編は、研究家でもなければ蛇足にしか見えないかな。 「ブラッド・マネー」は、少し膨らませれば「血の収穫」になるという出来で、ハメット世界を堪能できます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表題作は、文庫で約170ページ弱で中篇作品を二つ繋げたような構成です。100人を超える常習犯罪者の一味が企てた銀行強盗を皮切りに、裏切りの続くストーリーが展開されます。「血の収穫」の前に書かれたそうですが、テイストは近いと思います。 のこりは短編6つが70ページほどの分量に収められています。いずれもコンチネンタル・オプもスペードも出てこない作品でハードボイルドミステリーを期待して読むと、あてが外れるでしょう。 短編はいまひとつでしたが、表題作は「デイン家の呪い」のようにひねりすぎたところが無く、シンプルなストーリーラインで読者の興味を引っ張っていく作風で楽しめました。 | ||||
| ||||
|
その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
Amazon書評・レビューを見る
■スポンサードリンク
|
|