蛇
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マイク・ハマー・シリーズ第7作。 前作「ガールハンター」でアル中から立ち直り、ついに愛しのヴェルダと再会する。 しかし、甘い時間は長く続かず、銃弾と血の雨が降り注ぐ展開に! 訳者のあとがきによると、 「個人的な復讐は薄れ、自己の強烈な放射とでも言おうか、極端なまでの個人主義が陰を潜めてきている」と述べてある。 つまり、「裁くのは俺だ」から描かれていたような「自分イコール正義」というハマーの思想・行動が揺らいでしまい、作風までもが大きく変わってしまったのだ。 アル中から立ち直っただけあって、前作よりはマシになったハマーだが、「裁くのは俺だ」の頃と比べると弱々しい感じが否めない。 もしかしたら、作者スピレインは、10年近いブランクを経た己の葛藤をハマーに託していたのかもしれない。 | ||||
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マイク・ハマーのシリーズ八作目。 前作でヴェルダの危機を救ったものの、まだ会ってはいなかったマイク・ハマー、本書の冒頭で二人は熱烈な再会を果たす。前作の直後のことだとわかるのだが、確か前作の最後でハマーはワキ腹を撃たれていたはずなのに、それについては何も説明されていない。途中病院によったか、愛は痛みより強しと好意的に読んであげましょう。 そういえばハマーの口調も、訳文の影響もあるのでしょうが、前作のように弱々しくなく、昔のようなふてぶてしさが戻ってきている。これも前作で万全の体調でないのに名の通った殺し屋を倒して、急に自信を取り戻したんだと解釈すること。 で、二人が再会を喜びあっていると、いきなり銃で襲われる。隠れている間にヴェルダが助けてあげた娘が原因のよう。これも、殺し屋から狙われているヴェルダがそんなことするか!とは思わずに、自分が危険なときでも困っている人を見ると放っては置けない優しい人なんだ、ヴェルダは。と好意的に解釈するように。 このように、全体的に好意的に見てあげれば、人によってはけっこう楽しめる、かな? 簡単に言えば、作りすぎ、偶然が重なりすぎ、都合が良すぎ、ということなんですが。 | ||||
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