不死鳥を倒せ
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舞台は1960年代のベルリン。ナチス戦犯追及の激務を終え、帰国しようとしていた英国情報部員のクィラーは、新たな指令を受ける。クィラーは断わろうとするが、ハインリッヒ・ツォッセンがベルリンにいると聞かされて、後には退けなくなる。ツォッセンはナチス親衛隊の将軍だったが、クィラーはその冷血非道な行為を目の当たりにし、それが決して忘れ得ぬトラウマになっていたのだ。クィラーはほどなくして、ネオ・ナチの秘密組織《フェニックス》の存在を突き止めるが…。 短いセンテンスを重ねた、ドライでニヒルな文体が独特。非常に細かい点までみっちり描き込まれているかと思えば、肝心な点が舌足らずで、わかったようなわからないような感がある。特に、結末が唐突すぎるのが難点。 その一方で、鮮烈な印象を残すシーンがいくつかある。たとえば、ツォッセンの行為とその時のセリフ、そしてそれに対するクィラーのトラウマには、忘れ難いインパクトがある。ストーリーは右から左に抜けてしまったとしても、このシーンだけはずっと心に焼き付いているだろう。 以上、何とも奇妙な味わいの物語である。おもしろくない事はないが、普通のスパイ小説を期待すると、大いにとまどう事になるだろう。 | ||||
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