■スポンサードリンク
RI HUKO さんのレビュー一覧
RI HUKOさんのページへレビュー数1件
全1件 1~1 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
|
||||
|
||||
---|---|---|---|---|
狭い意味でのミステリ要素的には、弱いかもしれない。
しかし何と言っても、ストーリー的に面白い。 先が見えない展開で、掃除ロボットの冒険を応援したくなる話など、確かに初めての経験だ。 とはいえ、ミステリでないのかというと、そういう訳でもない。 ミステリの一面として「限られた条件下で何ができるか、徹頭徹尾検討する」というものがあるなら、これほど最初から最後までそれに徹した小説も珍しい。 考えてもみてもらいたい。 作中、大小取り混ぜいろいろな事件、出来事が起きて、そのすべてに主人公は真剣に頭を働かせるのだが。 何よりも中で一番の難題が「いかにして掃除ロボットが、人に見つからず、三十キロの公道を規定時間内に走破できるか」という愉快極まりない(と言ったら本人に申し訳ないが)もので、それに必死に挑戦する話なのだ。 こんな楽しい読書体験をさせてくれるミステリを、他に知らない。 |
||||
|
||||
|