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ミシュラン さんのレビュー一覧
ミシュランさんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.75pt |
レビュー数4件
全4件 1~4 1/1ページ
※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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タイトルからして「何のことやら?」と疑問には思いましたが、読んでいく中でその言葉そのものが事件を解決へと導くキーワードになっていました。
長編のミステリーではありますが、その「不等辺三角形」ともう一つのネタが出て来て、それらの暗号を解くために浅見光彦ら登場人物が色々試行錯誤を凝らして取り組んでいく姿に、次から次へと読みだしたら止まらなくなってしまいました。これは言い過ぎからもしれませんが、昔読んだルパンの「奇岩城」を彷彿させるほどでした。 最終的には「えっ?!」と思う展開で、「やられた!」という気持ちと「やるじゃないか、内田~」という面白さに私は思わされた一冊でした。 |
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久々のヒット品でした。日光東照宮にまつわる歴史、「日光」についての文学史を多彩に織り交ぜながら、浅見光彦が、たまたま遭遇した事件を解決するべく、歴史・文学を仕込むまでの彼の行動力あるふれるその姿にのめり込んでしまいました。さらには、その事件にかかわる人たち(まぁ、当然ながら担当した刑事もいますが)との浅見のやりとりにページを次から次にめくって、事件の真相を「知りたい」という気持ちに駆り立てられたのでした。そして、「えっ、こうなるの?」と意外な展開が待っている所はミステリーの醍醐味でしょう。欲を言うと、100%の解決が欲しかったですが、それでも良い作品でした。
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口コミで「良いです」とのこともあり読んでみました。戦後、ある軍人の短剣の所在さらには江田島で起こった事を巡って、浅見光彦が周囲の人たちを良い意味巻き込んで真相に迫っていくものでした。歴史の背景を紐解く内容が内田康夫氏らしく実に奥深いもので、それだけでも考えさせられる(もちろん感心させられる)内容だったのですが、江田島で起こった出来事に絡む浅見を始めとする色んな人たちとの関わり・心の揺れ動きなどの描写も良くて引き込まれてしまいました。そして、ラストに意外な結末が待っていて、「そうなるんだ…」とせつなさも残る作品でした。ですが、「いい読み物」であったと個人的にはそう思います。
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浅見シリーズはよく読んでいますが、今回の事件簿は、浅見光彦と母親とのやりとりだけでも面白かったですが、事件の根幹となる所で、浅見にしては珍しく苦悩しながら事件の真相に近づいていく部分がハラハラ・ドキドキして「大丈夫か?」と気になるほどの展開でした。そして、最後にドラマが待ってて、読み終えた時に「とにかく、良かった」と安心できる仕上がりになっていました。作者である内田康夫が実際に城崎まで足を運んで描いた情景も読んでいてイメージしやすく読みやすかったです。
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