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狼のゲーム
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狼のゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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主人公アレクセイ・ヴォルコヴォイ、通称ヴォルク(狼)は、軍人あがりのロシアン・マフィア。相棒は恋人兼ボディガードの美女ヴァーリャ。ダ・ヴィンチの埋もれた名画を手に入れようとして、さまざまな勢力が複雑怪奇に入り乱れた暗闘に巻き込まれていく。 基本的にはとてもおもしろい。現代ロシアのエキゾチックな雰囲気、二転三転して先の読めない展開、細かいところまで練り上げられた、こみ入ったストーリー。敵には容赦ない一方で、情にもろいところがあるヴォルクも、珍しくはないが好感の持てるキャラクター。どちらかと言うと体力よりも頭脳を武器としているのも、私の好みである。 だが中盤で、敵は、と言うよりも作者は、なぜヴァーリャにあのようなむごたらしい仕打ちをしなければならなかったのか? そうするぞと脅しただけの方が、敵はヴォルクにずっと効果的に圧力をかけられただろうし、ストーリー的にもずっと緊迫感を盛り上げられただろう。敵がヴォルクやヴァーリャに特段の恨みを抱いていたふしもない。敵の目的からも性格からも、ストーリー上の都合からも、わざわざあそこまでの残虐行為をする理由が全く見受けられない。要するに…作者の悪趣味としか思えない。興ざめしてしまった。 あの無意味に思える残虐行為で意気を殺がれなければ、まちがいなくもっと高い点を付けただろう。実に惜しい。 | ||||
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主人公アレクセイ・ヴォルコヴォイ、通称ヴォルク(狼)は、軍人あがりのロシアン・マフィア。相棒は恋人兼ボディガードの美女ヴァーリャ。ダ・ヴィンチの埋もれた名画を手に入れようとして、さまざまな勢力が複雑怪奇に入り乱れた暗闘に巻き込まれていく。 基本的にはとてもおもしろい。現代ロシアのエキゾチックな雰囲気、二転三転して先の読めない展開、細かいところまで練り上げられた、こみ入ったストーリー。敵には容赦ない一方で、情にもろいところがあるヴォルクも、珍しくはないが好感の持てるキャラクター。どちらかと言うと体力よりも頭脳を武器としているのも、私の好みである。 だが中盤で、敵は、と言うよりも作者は、なぜヴァーリャにあのようなむごたらしい仕打ちをしなければならなかったのか? そうするぞと脅しただけの方が、敵はヴォルクにずっと効果的に圧力をかけられただろうし、ストーリー的にもずっと緊迫感を盛り上げられただろう。敵がヴォルクやヴァーリャに特段の恨みを抱いていたふしもない。敵の目的からも性格からも、ストーリー上の都合からも、わざわざあそこまでの残虐行為をする理由が全く見受けられない。要するに…作者の悪趣味としか思えない。興ざめしてしまった。 あの無意味に思える残虐行為で意気を殺がれなければ、まちがいなくもっと高い点を付けただろう。実に惜しい。 | ||||
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