狼のゲーム
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主人公アレクセイ・ヴォルコヴォイ、通称ヴォルク(狼)は、軍人あがりのロシアン・マフィア。相棒は恋人兼ボディガードの美女ヴァーリャ。ダ・ヴィンチの埋もれた名画を手に入れようとして、さまざまな勢力が複雑怪奇に入り乱れた暗闘に巻き込まれていく。 基本的にはとてもおもしろい。現代ロシアのエキゾチックな雰囲気、二転三転して先の読めない展開、細かいところまで練り上げられた、こみ入ったストーリー。敵には容赦ない一方で、情にもろいところがあるヴォルクも、珍しくはないが好感の持てるキャラクター。どちらかと言うと体力よりも頭脳を武器としているのも、私の好みである。 だが中盤で、敵は、と言うよりも作者は、なぜヴァーリャにあのようなむごたらしい仕打ちをしなければならなかったのか? そうするぞと脅しただけの方が、敵はヴォルクにずっと効果的に圧力をかけられただろうし、ストーリー的にもずっと緊迫感を盛り上げられただろう。敵がヴォルクやヴァーリャに特段の恨みを抱いていたふしもない。敵の目的からも性格からも、ストーリー上の都合からも、わざわざあそこまでの残虐行為をする理由が全く見受けられない。要するに…作者の悪趣味としか思えない。興ざめしてしまった。 あの無意味に思える残虐行為で意気を殺がれなければ、まちがいなくもっと高い点を付けただろう。実に惜しい。 | ||||
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主人公アレクセイ・ヴォルコヴォイ、通称ヴォルク(狼)は、軍人あがりのロシアン・マフィア。相棒は恋人兼ボディガードの美女ヴァーリャ。ダ・ヴィンチの埋もれた名画を手に入れようとして、さまざまな勢力が複雑怪奇に入り乱れた暗闘に巻き込まれていく。 基本的にはとてもおもしろい。現代ロシアのエキゾチックな雰囲気、二転三転して先の読めない展開、細かいところまで練り上げられた、こみ入ったストーリー。敵には容赦ない一方で、情にもろいところがあるヴォルクも、珍しくはないが好感の持てるキャラクター。どちらかと言うと体力よりも頭脳を武器としているのも、私の好みである。 だが中盤で、敵は、と言うよりも作者は、なぜヴァーリャにあのようなむごたらしい仕打ちをしなければならなかったのか? そうするぞと脅しただけの方が、敵はヴォルクにずっと効果的に圧力をかけられただろうし、ストーリー的にもずっと緊迫感を盛り上げられただろう。敵がヴォルクやヴァーリャに特段の恨みを抱いていたふしもない。敵の目的からも性格からも、ストーリー上の都合からも、わざわざあそこまでの残虐行為をする理由が全く見受けられない。要するに…作者の悪趣味としか思えない。興ざめしてしまった。 あの無意味に思える残虐行為で意気を殺がれなければ、まちがいなくもっと高い点を付けただろう。実に惜しい。 | ||||
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クルーズ=スミス、フリーマントルその他、かのソビエトの時代から意外と数多く書かれていたロシア人でない作者の手になるロシアを舞台にした作品の一つ。よほど作家心を刺激するなにかがこの国にはあるに違いない。誰が悪人で誰が善人かの区別が付きにくくなった21世紀なればこその、ノワールものということか。映画のイースタン・プロミスではないが、スペツナズ上がりの主人公もロシアン・マフィアの構成員(政府そのものの一部がマフィア故)で、しかも片足が義足で、ややセンチ?とキャラクター的にはどこかで見たことのあるタイプか?とも思うが、でも本作の魅力は今のロシアが臭ってくるように思える程のリアリティかも。シリーズということで次作が楽しみだが、このタイトルとカバーのイラストは頂けない。手に取るまでに時間がかかった。何がってあまりにも地味すぎるから。 | ||||
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クルーズ=スミス、フリーマントルその他、かのソビエトの時代から意外と数多く書かれていたロシア人でない作者の手になるロシアを舞台にした作品の一つ。よほど作家心を刺激するなにかがこの国にはあるに違いない。誰が悪人で誰が善人かの区別が付きにくくなった21世紀なればこその、ノワールものということか。映画のイースタン・プロミスではないが、スペツナズ上がりの主人公もロシアン・マフィアの構成員(政府そのものの一部がマフィア故)で、しかも片足が義足で、ややセンチ?とキャラクター的にはどこかで見たことのあるタイプか?とも思うが、でも本作の魅力は今のロシアが臭ってくるように思える程のリアリティかも。シリーズということで次作が楽しみだが、このタイトルとカバーのイラストは頂けない。手に取るまでに時間がかかった。何がってあまりにも地味すぎるから。 | ||||
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