闇の狩人

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評判

闇の狩人の評価:

4.39/5点 レビュー 38件。 A ランク

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平均点4.39pt

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全65件 61〜65 4/4ページ
No.5
(5pt)

奥の深い真のエンターテイメント

お盆休みに数年ぶりで読み返した。何度も読んだストーリーなのに、あっという間に引き込まれ、時を忘れてしまった。
 そして今回、この小説が実はとんでもない奥深さを秘めた最高のエンターテイメントであったことを、もう一度はっきりと確認した。記憶喪失の若い侍が、過去の自分を探す姿を通して、池波先生は「人間とは何か?自分とは何か?」という人類共通の疑問に対するひとつの答えを我々に与えてくださっているのだ。何よりも、記憶を取り戻した若い侍が、最後に選んだ道こそ、人間が幸せになるために本当に必要な「もの」ではないか。
 難しい哲学書など要らぬ。人生に疲れ、岐路に立っている人にこそ読んでほしい小説だ。何も考えずに、ただ読んでも十分に面白い。ところが、少しでも深読みをすると、ドストエフスキーの『罪と罰』並み、いやそれ以上に深い人生哲学が、最高のエンターテイメントの後ろから、はっきりと姿を現すのだ。
 『鬼平犯科帳』、『剣客商売』、『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズも、もちろん面白い。でも、初めて池波作品を読もうという人に、「お奨めは?」と聞かれたとき、私は必ずこの作品を挙げることにしている。
闇の狩人(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 闇の狩人(上) (角川文庫)より
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No.4
(4pt)

闇の世界の融合

『鬼平』の盗賊と、『仕掛人・藤枝梅安』の仕掛人。
交わりそうで交わることのなかったこの二つが、この小説では複雑に絡み合う。盗賊と仕掛人、それぞれの世界の掟、争いが、人知れず巻き起こる江戸。その中に巻き込まれていく、記憶喪失の若い浪人・谷川弥太郎。そして、彼を発見し、彼の命を助ける弥平次。偶然の出会いだったが、時が経ち、二人は江戸でまた偶然出会う、それは闇の世界で・・・・。
池波さんは、下町の人たちの心配りや人情を大切にしていらした方で、作品にもそれがあふれている。「鬼平」の長谷川平蔵、「剣客商売」の秋山小兵衛、そして仕掛人・藤枝梅安。結局3人は自分自身で、分身だと語られたそうだ。
ここに出てくる盗賊の小頭・弥平次も、鬼平や秋山小兵衛のように、懐が広くて、人間が大きい。他人を思いやり、それでいて人のことにたちいらず、ふみこみはしない。そんな池波さんのダンディリズムがここにも語られていて、弥平次も池波さん自身として書かれているのだろうと感じた。
闇の狩人(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 闇の狩人(上) (角川文庫)より
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No.3
(4pt)

二つの闇の世界の融合

『鬼平』の盗賊と、『仕掛人・藤枝梅安』の仕掛人。
交わりそうで交わることのなかったこの二つが、この小説では複雑に絡み合う。盗賊と仕掛人、それぞれの世界の掟、争いが、人知れず巻き起こる江戸。その中に巻き込まれていく、記憶喪失の若い浪人・谷川弥太郎。そして、彼を発見し、彼の命を助ける弥平次。偶然の出会いだったが、時が経ち、二人は江戸でまた偶然出会う、それは闇の世界で・・・・。

池波さんは、下町の人たちの心配りや人情を大切にしていらした方で、作品にもそれがあふれている。「鬼平」の長谷川平蔵、「剣客商売」の秋山小兵衛、そして仕掛人・藤枝梅安。結局3人は自分自身で、分身だと語られたそうだ。

ここに出てくる盗賊の小頭・弥平次も、鬼平や秋山小兵衛のように、懐が広くて、人間が大きい。他人を思いやり、それでいて人のことにたちいらず、ふみこみはしない。そんな池波さんのダンディリズムがここにも語られていて、弥平次も池波さん自身として書かれているのだろうと感じた。
闇の狩人(下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 闇の狩人(下) (角川文庫)より
4041323223
No.2
(4pt)

二つの闇の世界の融合

『鬼平』の盗賊と、『仕掛人・藤枝梅安』の仕掛人。
交わりそうで交わることのなかったこの二つが、この小説では複雑に絡み合う。盗賊と仕掛人、それぞれの世界の掟、争いが、人知れず巻き起こる江戸。その中に巻き込まれていく、記憶喪失の若い浪人・谷川弥太郎。そして、彼を発見し、彼の命を助ける弥平次。偶然の出会いだったが、時が経ち、二人は江戸でまた偶然出会う、それは闇の世界で・・・・。

池波さんは、下町の人たちの心配りや人情を大切にしていらした方で、作品にもそれがあふれている。「鬼平」の長谷川平蔵、「剣客商売」の秋山小兵衛、そして仕掛人・藤枝梅安。結局3人は自分自身で、分身だと語られたそうだ。

ここに出てくる盗賊の小頭・弥平次も、鬼平や秋山小兵衛のように、懐が広くて、人間が大きい。他人を思いやり、それでいて人のことにたちいらず、ふみこみはしない。そんな池波さんのダンディリズムがここにも語られていて、弥平次も池波さん自身として書かれているのだろうと感じた。
闇の狩人(下) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 闇の狩人(下) (角川文庫)より
B00GUBW1BO
No.1
(4pt)

闇の世界の融合

『鬼平』の盗賊と、『仕掛人・藤枝梅安』の仕掛人。
交わりそうで交わることのなかったこの二つが、この小説では複雑に絡み合う。盗賊と仕掛人、それぞれの世界の掟、争いが、人知れず巻き起こる江戸。その中に巻き込まれていく、記憶喪失の若い浪人・谷川弥太郎。そして、彼を発見し、彼の命を助ける弥平次。偶然の出会いだったが、時が経ち、二人は江戸でまた偶然出会う、それは闇の世界で・・・・。
池波さんは、下町の人たちの心配りや人情を大切にしていらした方で、作品にもそれがあふれている。「鬼平」の長谷川平蔵、「剣客商売」の秋山小兵衛、そして仕掛人・藤枝梅安。結局3人は自分自身で、分身だと語られたそうだ。
ここに出てくる盗賊の小頭・弥平次も、鬼平や秋山小兵衛のように、懐が広くて、人間が大きい。他人を思いやり、それでいて人のことにたちいらず、ふみこみはしない。そんな池波さんのダンディリズムがここにも語られていて、弥平次も池波さん自身として書かれているのだろうと感じた。
闇の狩人(上) (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 闇の狩人(上) (角川文庫)より
B00GUBW0TC