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中野森高校文芸部のホームズ&ワトソン



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【この小説が収録されている参考書籍】
中野森高校文芸部のホームズ&ワトソン (星海社FICTIONS)

中野森高校文芸部のホームズ&ワトソンの評価: 4.50/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

実は骨太な本格ミステリ

最近になっておススメに表示されて読んだが、発行から4年近くその存在を知らなかったことが悔やまれるくらい面白かった。

表紙のラノベ風イラスト(それが悪いとはいわないが)に油断して読むと良い意味で裏切られる。
不可能と思われる状況を提示し、読者の目にも明らかな事実を丹念に積み重ねながら、合理的な結論を導き出す。
ちょっと有栖川有栖の「学生アリスシリーズ」を想起させる、骨太な本格ミステリだった。
解決編の前に「読者への挑戦状」を挿入しても許されるんじゃないかってくらい。
派手なトリックやアリバイ工作といったギミックが無い分、地味に感じる読者もいるかもしれないが、「真っ当な犯人当て小説を書くんだ」という著者の心意気が伝わってくる。

先行するレビューに、ある人物が唐突に正義感を振りかざすことと断筆してしまうことに対する違和感が述べられていて、まあその気持ちも解らんではないが、「一般人代表」であるワトスン役が短絡的に判りやすくて極端な正論を振りかざすことはままあること。
「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」というか。
そして、そのことを自覚してしまい、それを恥ずかしいと思ってしまったが故に、自分は名探偵の助手など勤まらないし、人間を描く小説など書けないと一旦は絶望してしまったのではないかと。

デビュー作が秀逸過ぎるが故に2作目以降のプレッシャーもあるかとは思いますが、続編を気長に待ちたいと思います。
本作には未登場の幽霊部員の存在だとか、彼女の家庭環境だとか、面白そうな伏線がいっぱい残っていることだし。
中野森高校文芸部のホームズ&ワトソン (星海社FICTIONS)Amazon書評・レビュー:中野森高校文芸部のホームズ&ワトソン (星海社FICTIONS)より
4065261465
No.1:
(4pt)

面白かったが

4章の主人公のキャラにちょっと違和感
こんなに正義感にあふれるキャラだったっけと思ってしまった。
それと5章の小説を書けなくなる展開が少し唐突な気がした。
肝心の事件と推理はちゃんとしていて、基子が見た夢のことなど(笑)続きが気になるので、続編に期待。
中野森高校文芸部のホームズ&ワトソン (星海社FICTIONS)Amazon書評・レビュー:中野森高校文芸部のホームズ&ワトソン (星海社FICTIONS)より
4065261465

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