カミサマはそういない
評判
カミサマはそういないの評価:
3.25/5点 レビュー 4件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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カミサマはそういないの評価:
3.25/5点 レビュー 4件。 C ランク
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・「伊藤が消えた」現代の日本のシェアハウスを舞台にした男同士のイヤミス。どんどん深刻になる展開からの意外な結末。ラストシーンが・・・。
・「潮風吹いて、ゴンドラ揺れる」さびれた遊園地で殺人ピエロが襲ってくるというだけでテンションが上がる。先読みできないホラーミステリー。怖い!
・「朔日晦日」日本の怖いおとぎ話のような怪談ショートショート。カミサマは、善でも悪でもないのかな。
・「見張り塔」終わりのない戦争の中、淡々と上官の指示に従い狙撃する少年兵が知る真実。意外な動機と戦争の非人間性とが見事一致したミステリー。収録作の中で最も完成度が高い。
・「ストーカーVS盗撮魔」これまでの収録作とほ一転したコミカルな犯罪者同士の対決もの。どんでん返しの連続の最後のオチに思わず笑っちゃいました。
・「饑奇譚」幻想的な怪異話。どこか東南アジアの猥雑な都市のような架空こ街で年に一度起きる不思議な光の大災害。少年の最後にとった選択は果たして吉か凶か。じんわりと心に染み込んでくる、これが最もダークなお話だと思う。
・「新しい音楽、海賊ラジオ」海面上昇で陸地がほとんど水没した世界で二人の青年が新しい音楽を求めて旅に出る。これまでのお話とはうって変わって解放感あふれる爽やかで心地よい冒険。波の音と海をわたる風の匂いが鮮やかに感じられる作者の描写力に心地よく読み進めたあと訪れる一抹の希望。「カミサマは滅多にいない」けど、「カミサマは絶対にいない」わけではないと思わせてくれるラストを締めくくるのにふさわしい素晴らしい物語でした。