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夜跳ぶジャンクガール
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夜跳ぶジャンクガールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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かなり良かった。文体的には舞城王太郎と西尾維新をほどよくブレンドして2で割ったような感じだろうか。この二人の文体をブレンドなんかしたらかなり突飛な文章になると思うのだが、これが意外と落ち着いた文章なのだ。そこが文章としては弱いといえば弱いかもしれないが、この二人の文章を真似しまくった挙句げんなりとした文章になっている小説が多い中で、ほどよくブレンドして、反感を買わないような形で取り込んだ才能はもっと評価されてもよいと思う。 | ||||
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ここまで本気の言葉がここまで陳腐に薄っぺらく見える作家も珍しい。といってもまだ2作目なんだが。良い意味でも悪い意味でも360度周って、傍目にはゼロに見えてしまうような。 あとほんの少しのブレーキかアクセルで見違えてしまうのではないだろうか。 (舞城王太郎に文体が似てるなどという評判を当てにしたのは完全にミスだった。どこに共通項があるのか分からない) 1、2作目共に、疾走感があるがこじんまりとした痛い学生恋愛ものだったので、次作は買うか悩む所だ。 | ||||
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たまたま、江戸幕末の文章と併読。どちらも、自分の世代の用いる文のリズムとはギャップがあり、相乗効果を持って文体の面白さを受け止めた。未来の為に今を犠牲にしていた、或いは未来の為に今は蓄積の時だと感じていた、我々の若い頃とはまったく違うんだなと納得した。様々なイタい設定が面白かった。これは、50代の人にお勧めの小説なんじゃないのかな。具体的なエピソードについては、本を読めばいいのであえて触れません。 | ||||
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内容はとにかく面白かった! 最初店頭でこの帯「とにかく、おもしろい」を見た時は「面白いかどうかはこっちが決めんだよナニクソ」なんて思い、半ば喧嘩腰な気持ちでレジへと持って行きました。しかし読み始めたならば続きが気になるのなんの。場面場面で数歩先の展開が狂おしく気になり、この本と尿意とを天秤にかけても三度ほどは「夜跳ぶジャンクガール」へと傾きました。 「とにかく、おもしろい」に対する「ナニクソ」な気持ちは作品とは関係ないので今でも変わりませんが、この看板には嘘偽りありませんね。まあ悪いところを強いてあげるとすれば序盤でしょうか。序盤で物語に引き込まれないと言いますか、この先に面白いものが待ってるぞという気になれないんですよね。作者への信頼があるのならそんな場合でも読み進めますが、作者が新人の場合はあれですし、その辺りがもったいないなと思いました。でも序盤を抜けてしまえば落ちるが如くイッキ読みですが。 そしてそして、この拙いレビューのタイトルにもある通り、僕はこの本を中高生若い世代にこそ読んで欲しいと思いました。この本「とにかく、おもしろい」くせに、面白いだけじゃないんです(なんかジャパネットっぽいな……)。今の中高生が世界や世間、現実に対して抱く曖昧模糊もやもやとした感情。恐らく上の世代が中高生だった頃とは全く違う質感の、冷めた乾いた感情。ゆとり世代ゆえかネット世代ゆえか知りませんが、とにかく今の若い世代特有の感情を「夜跳ぶジャンクガール」を通すことで、色々と見えてくるんじゃないかと思います。自分が見えない中高生はぜひ。 「夜跳ぶジャンクガール」は、とにかく今の中高生をリアルに捉えた小説です。そして……ああ、やっぱり言いたくなりますね。そう、とにかく、おもしろい! 一中高生の僕が言うのですから間違いありません。……いや、個人的な意見ですので、「僕的には」ですね。少なくとも僕は、間違いないと強く思っています。 最後に一言。 この恐るべき値段設定に怖気づくな! 中高生なら迷わずに、なけなしの小遣いはたいちまえ! | ||||
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