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謝ったって許さない



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【この小説が収録されている参考書籍】
謝ったって許さない (ハヤカワ・ミステリ文庫)

謝ったって許さないの評価: 3.80/5点 レビュー 5件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.80pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(2pt)

習作の域を出てない

中年のさえないおばさんが主人公と聞き、珍しさから読んでみることに。その点では期待通りだったけど、いかんせんストーリーがなってない。登場人物の行動に合理性が無い。

ミシン販売店をやっているステラはDVに苦しむ女性の依頼を受け、手段を選ばず男を懲らしめるという必殺シリーズ的な裏の顔を持っている。そんなステラに寄せられた今回の依頼は前夫が連れ去った2歳になってない子供を取り返して欲しいというもの。

これは児童誘拐というれっきとした犯罪で、母親がなぜ警察に駆け込まないのかわからない。アメリカでは児童誘拐が珍しくないそうなので積極的には動いてくれないかもしれない。でも子供の居場所を見つけて通報すれば絶対に取り返そうとしてくれる。

にもかかわらずステラは母親と共に武装して、なんとマフィアのボスの自宅に乗り込み重傷を負うことになる。アクションシーンを入れかったんだろうけど強引過ぎる。捜査の途中で前夫の元恋人の所に子供がいるらしいとゆう有力情報が入ってもステラの対応は首を傾げるもの。ステラは子供がどこに居るのか知らないのだから、作者はステラに知らない人間がとるであろう行動を取らせなければいけないのにそれが出来てない。

手段を選ばず男を懲らしめるというのも、殺してしまわないのなら逆恨みした男が絶対復讐に来るだろうし、そもそもの設定に無理がある。MWAをはじめとした各新人賞の候補に挙がったということだけど、これがよく活字になったなというレベルの作品だと思う。
謝ったって許さない (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:謝ったって許さない (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151790012

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