【風野真知雄】
ふふふの麩: 隠密 味見方同心8
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南町奉行所きっての腕利きと噂される臨時回り同心・月浦波之進に特命が下った。「江戸の食いもの屋の動向を探れ」と。
月浦魚之進が、殺された兄・波之進。の跡を継いで、同心になった。
兄、波之進の四十九日が来た。どんなに賑やかな法要でも、魚之進の心には虚しさばかりが募った。
目の見えない板前が作りやくざが食べる、危険なフグ鍋の噂がある。度胸試しで無事に食えたら親分として認められるというのだ。
家老の陰謀によって幽閉された城主の斉晴を救うため、上訴をすべく石見国加瀬津から江戸にやって来た永見功兵衛。
謎の食材に、殺しの匂い。兄の仇を取るまで、魚之進の隠密捜査は終わらない。
料理自慢の坊主が、「がんもどき」ならぬ「つるもどき」という料理をつくったらしい。
兄・波之進を殺害した下手人を追って浮かび上がってきたのは、かの御三家水戸藩。
牛の乳をきっかけに侍の死体が見つかった。「魔味」と関係があるのか。
魚之進のもとに嫁いできたおのぶは、より積極的に事件の解明に関わるようになった。
精進料理の店「雲海」から魯明庵が出て来たという目撃情報を仕入れた魚之進。
味見方同心・魚之進は獣の肉を食べさせる店・ももんじやに潜入することに。
毒殺の恐れがある中、将軍が城を出て、寛永寺で昼食をとる日がやってきた。不測の事態が起きれば味見方の魚之進は切腹必至だ。
大泥棒たちが集まる秘密の会。そこで供される「五右衛門鍋」は驚くほどにうまいらしい。
将軍暗殺の企てを探るため、魚之進は南町奉行・筒井和泉守に連れられて生まれて初めて江戸城の門をくぐる。
天性の色彩感覚を持ち、色のことになると寝食忘れてしまう江戸っ子・お彩。