【佐々木裕一】
宮中の華: 公家武者 松平信平
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子が生まれ、秋穂が実る。鷹司松平信平は出世にともなう新領地の視察と家臣集めへ向かう。
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江戸を騒がせた女盗賊・蛇の権六の首が忽然と消えた。その後、権六の亡霊による襲撃事件が多発。
旗本となった鷹司松平信平の妻・松姫は子を宿していた。
江戸城へ諸大名が登城する朔日。宗之介と名乗る若者が大手門を襲撃。
息子を江戸大火で喪った丹州岡村藩主の松平丹波守直定が跡継ぎ候補として見出したのは、まさかの信平だった。
幕末、名高い道場主の息子でありながら次男であるが故にその才を隠し生きてきた伊織。
将軍綱吉の娘、鶴姫が病に倒れた。市中で広まりつつある疱瘡にかかってしまったのだ。
信平の鷹司松平家、御家断絶の噂走る。部下は慌てふためき、離れて暮らす妻の松姫は信平とともに暮らせることを期待する。
将軍綱吉の最愛の娘鶴姫が病のため身罷ったことで、綱吉は鶴姫の夫の紀州藩主綱教ではなく、甥である甲府藩主の綱豊を世継ぎに指名、再度の西ノ丸入りを命じる。
左近に窮地を救われた縁で、甲府藩に召し抱えられた坂手文左衛門が桜田の上屋敷の修繕を差配すべく、国許から出府してきた。
江戸城天守閣、焼失。信平は赤坂御門内に拝領したばかりの屋敷を失い、妻・松姫は城下の惨状に心を痛めて寝込んでしまう。
松の廊下の一件から時が流れ、赤穂藩士たちによる仇討ちの噂も下火となる中、左近は未だ堀部安兵衛たちの行方をつかめずにいた。
ついに姿を現した京の黒幕・下御門。警戒する信平のもとに、江戸を騒がせる木乃伊の秘薬の噂が舞い込む。
信平を美しい公家の姫が訪ねる。客間に籠もり夜更けまで話し込む二人の関係を心配する妻の松姫。
京都所司代を歴任した傑士、襲撃さる。賊は狩衣を着ていたそうだ。
信平の下城中、とんでもない暴れ馬が現れ町は騒然、逃げる馬を怪力の家来・佐吉がやっとの事でつかまえる。
京都の公家から江戸の武家へ。前代未聞の転身を遂げた信平。
将軍家に献上する刀が、赤く怪しい光を放ち将軍・家重を襲う! 京嵐寺平太郎は"妖刀茶丸"を携え駆けつける。
将軍の命により信平は久しぶりに上洛、帝から将軍家との縁を一層深めよとの激励を受ける。
拝領した鷹司町の治安が落ち着いたのもつかの間、とある読売が話題をさらう。
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信平の領地、岩神村に非常事態が連続する。青々とした稲が枯れ、代官は毒を盛られ、米盗みの疑いで村民が捕らえられる。
信平の後ろ盾として心強かった義父・徳川頼宣は、春の訪れを前に静かに世を去った。
時の将軍・家綱より拝領した刀を奪われる四谷の弁慶事件が頻発。
十五歳の公家・信平は仏門に入ることを嫌い、将軍・家光の正室である姉の孝子を頼って江戸に出た。
江戸城松の廊下での刃傷に端を発した赤穂藩をめぐる一連の出来事は江戸市中にも暗い影を落としていた。
将軍より新たに町を拝領した信平。しかし、鷹司町の実情は問題だらけ。
真の世継ぎとして再度の西ノ丸入りを果たすと共に、名を綱豊から家宣と改めた左近だが、相も変わらず市中に繰り出しては、悪を成敗していた。
病に伏せっていた将軍家重の側近、大岡出雲守忠光が、闇夜に化け物に襲われた。
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江戸で相次ぐ怪事件。広島藩の京嵐寺平太郎は、幕府の命を受け解決に乗り出す羽目に。
大工の権八と同じ普請場で働く浪人、坂手文左衛門。仕事も真面目に取り組み、権八たち本職の大工とも気さくに付き合う好人物だ。
江戸市中で「いちだ」という姓の武家の当主ばかりを狙う辻斬りが現れた。
謎の赤い霧が、日本各地で発生する。そこでは日本征服を目論む真之悪太郎が放った鬼や魔物が暴れていた。
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「貴様の里を焼き払ろうてくれる」そう言い残し消えた巌道。
綱吉が将軍に就任したことで、甲府藩主としての務めを果たしながらも、気ままな日々を送っている左近に、綱吉の影武者として日光社参におもむくようにとの命がくだった。
将軍綱吉との狩りの場で刺客に襲われ、傷を負ってしまった左近。
娘鶴姫の暗殺を恐れた第五代将軍綱吉に乞われ、世間を欺く仮の世継ぎとして西ノ丸に入って早十二年。
江戸を襲った勅額火事から一年、町の復興は着々と進んでいた。
西ノ丸の大手門前で御家人が抗議の自刃を遂げた。
己が娘への将軍綱吉の寵愛を背景に、幕閣内で大きな力を持つようになった老中冬木有泉。
貴船屋の企てを退け、無事お琴たちとの再会を果たした左近。
ぼろ屋敷に住まう謎の浪人・新見左近。だがその正体は、甲府藩の大名であり、将軍綱吉の甥、葵の若さま『徳川綱豊』であった。
茶人として名高い天新堂の隠居の万庵が左近のもとを訪れた。