今日も貧乏なマルタ・サギー名探偵事務所に突然やって来た女性、シェリー。

学校をやめたその日、手に入れた“強制的に事件を終結させる”という『名探偵』のカードにより、マルタ・サギーは現代日本から異郷の街オスタスへと迷い込んだ。

寂れた商店街の片隅に佇む、「おもいでの時修理します」という不思議なプレートを飾った飯田時計店。

彼の名前はマルタ・サギー。本当は少し違うけれど、オスタスに来てからはそう呼ばれている。

涙も笑いもすべて受け止めて。人をつなぐ和菓子の物語、完結 浅草に夏がやってきた。

『バーチの目的はドルーシア銀行の金塊。アラン・レイ高校からの侵入が考えられる』。

「僕はバーチを愛しています。

異世界の都市・オスタスで活躍中の“名探偵”マルタ・サギーと、その好敵手たる怪盗ドクトル・バーチ。

25歳の鷺井丸太は森川調査事務所で働いている。

小説家の端くれ・緒方司貴のもとに遠野から謎の宅配便が届いた。

仕事にも恋にも疲れ、都会を離れた美容師の明里。

悪魔祓いの補佐としてドイツに赴いたロベルトだったが、駅で連日同時刻に死者が出る連続不審死をはじめ、異常事件が頻発。

そこは馴染み深い自分の家だった。日本の、蓑崎の―異世界・オスタスに飛ばされてから何度かは、帰りたいと思った気がする場所。

茅野しおりの日課は、憧れのいとこ、美弥子さんが司書をしている雲峰市立図書館へ通うこと。

平賀とロベルトのもとにエチオピアから奇跡調査の依頼が入る。