発行日：2003年12月31日

出版社：角川書店

ページ数：301P

【あらすじ】

あの子の姿は、私にしか見えない…… 34歳独身の直子は臨時採用の教師して埼玉の小学校に赴任する。担当のクラスへ行くと、ある席が空いていて机に千羽鶴が載っている。その席には誰もいないはずなのに、日が経つごとにある女の子の姿が見えてきて…。 もうひとり、教室にいる。わたしにしか　その子は見えない― 34歳独身の直子は、実家で母親の介護をしながら教職に就く機会を窺っていた。　ある日から臨時採用の教員「臨採」として、小学校のクラスを受け持つことに。　そのクラスでは、一年前にひとりの少女が行方不明になっており、彼女の席は空席のままだった。直子は担任としてクラスの子供と交流を深めていくが、なぜか次第に空席のはずの席に女の子の姿が見え始め―。　かつてない戦慄と感動が待ち受ける結末！ホラー・サスペンスの旗手が挑んだ新境地！！ <書き下ろし >