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(短編集)
どうせ、この夏は終わる
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■どうせ、この夏は終わる (電撃文庫)
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発行日:2023年12月08日
出版社:KADOKAWA
ページ数:344P
【あらすじ】
この夏休みが終われば、もう二度と夏はこない。それでも僕らは恋をする。
「そういや、これが最後の夏になるかもしれないんだよな」
人類滅亡の危機が発表されてから二年が経ち、世界はとっくに恐怖することに疲れていた。略奪や暴動は次第に収まり、テレビやラジオからは平和なニュースしか降ってこない。誰もが、現実を忘れてダラダラと毎日を過ごしている。
とはいえ、ネットが使えなくても娯楽は意外とあるし、友達だってそれなりにいる。学校なんて適当にサボって、嫌なことなんて全部忘れて、せいぜい最後の夏休みを楽しむことにしよう。
いいね、最高じゃん。もうずっとこれでいいよ。
なのに、どうして僕たちは――。
夢も希望も青春も全て無意味になった世界で、それでも僕らは最後の夏を駆け抜ける。
どうせ終わる世界で繰り広げられる、少年少女のひと夏の物語。
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