発行日：1992年11月01日

出版社：東京創元社

ページ数：550P

【あらすじ】

絵は古い木箱のなかから出てきた。なんと、ラファエロの肖像画ではないか。しかも作品総目録にも載っていない。世紀の大発見だ。この絵をひそかに手に入れた美術史家メイサーは、巨万の富と名声を求めてニューヨーク美術界に乗りこんだ。だが、肖像画ははたして本物なのか。美術界に蠢く人間たちの色と欲、そして殺人事件…。ひとりの男の策謀を尽くしたサクセス・ストーリーが、いま幕をあける。待望のベストセラー小説。